
中山競馬場は1938年千葉県船橋市に開設し、起伏のある地形と短い直線、急坂など、他の競馬場にはない独自の特徴を持っています。
これらの要素がレース展開に大きな影響を与えるため、馬の脚質や枠順、騎手の戦術などを総合的に考慮することが、的中への近道となるでしょう。
目次
【中山競馬場】基本情報
レース場名 | 中山競馬場 |
URL | https://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/ |
所在地 | 〒273-0037 千葉県船橋市古作1-1-1 |
電話番号 | 025-259-3141 |
交通・アクセス | ・JR船橋法典駅から専用地下道(動く歩道設置)で徒歩約10分。 注記:専用地下道の通行可能時間は、開門から17時20分です。 なお、JR船橋法典駅の臨時改札口は8時00分から17時30分まで開設されます。 ・JR西船橋駅からバスで約15分、徒歩で約30分。 ・京成東中山駅からはバスで約10分、徒歩で約20分。 |
特徴 | 暮れの風物詩、「有馬記念(GI)」が開催される競馬場 |
主催(施行者) | 日本中央競馬会 |
施設所有者 | 日本中央競馬会 |
マスコット | ![]() 中山競馬場ターフィー |
Youtube | https://www.youtube.com/@jraofficial |

施設情報
大型スタンド、ファンゾーン・グルメエリア充実、障害レース観戦にはバンケット側おすすめ。
【中山競馬場】主なレース
GⅠ
GⅡ
アメリカジョッキークラブカップ | 中山記念 |
弥生賞ディープインパクト記念 (皐月賞トライアル) | スプリングステークス (皐月賞トライアル) |
日経賞 | ニュージーランドトロフィー (NHKマイルカップトライアル) |
紫苑ステークス(秋華賞トライアル) | セントライト記念(菊花賞トライアル) |
オールカマー | ステイヤーズステークス |
GⅢ
中山金杯 | フェアリーステークス |
京成杯 | オーシャンステークス |
中山牝馬ステークス | フラワーカップ |
マーチステークス | ダービー卿チャレンジトロフィー |
京成杯オータムハンデキャップ (サマーマイルシリーズ指定競走) | カペラステークス |
ターコイズステークス |
J・GⅠ
中山グランドジャンプ | 中山大障害 |
季節ごとの難関レースではコース特性を見極めた戦術が不可欠です。
【中山競馬場】コース概要と特徴
芝コース:内回り(1,667m/直線310m)、外回り(1,839m/直線310m)。コース高低差は両回り5.3mとJRA最大級。ゴール前180m~70mに急坂(高低差2.2m・勾配2.24%)あり。
ダートコース:1周1,493m・直線308m、起伏構成も芝同様でゴール前に急坂。砂質はやや重め、スタミナとパワーが必須。
障害コース:谷越えを含むアップダウンが特徴で、「中山グランドジャンプ」「中山大障害」で使用。
起伏構成:ゴール~1コーナー上り2m→2コーナー付近で5.3mピーク→向正面へ長い下り→直線急坂→ゴール
【中山競馬場】脚質・枠順・馬場バイアス
芝・ダート総じて“持久力勝負”:急坂と下り勾配の連続から、瞬発力よりも持久力が求められます。
脚質バランス:
内回り1200–2000m:逃げ・先行が優勢。コーナーの立ち回り重視。
外回りマイル以上:差し・追い込みも届きやすくなるがゴール前急坂でバテるケースあり。
ダート1200m:スタート直後下りで速いラップ→砂スタート外枠有利、大内を掻い潜った逃げ馬が堅実。
枠順特性:
内枠有利、特に小回り距離で顕著。
外枠差しはマイル以上で展開次第では有効。
馬場傾向:
開幕週は内枠逃げ・先行馬が走りやすい。
梅雨や重馬場では持久力型先行馬有利。
バンケット使用時や障害レースではタフな馬場*根性が鍵。
【中山競馬場】距離別攻略ポイント
距離 | 攻略法 |
---|---|
芝1,200m(外) | スタート位置高、スピード重視。内枠なら逃げ残り、有力差し穴の可能性も。 |
芝1,400m(外) | 出入り激しく、瞬発+持久が問われる。差し馬か好位先行狙い。 |
芝1,600m(外) | マイル戦。先行から中団差しまで人気割れる。坂越え判断が鍵。 |
芝1,800–2,000m(内) | 苦しいコーナーワーク+坂×長い距離。好位抜け出し型◎内枠重視。 |
芝2,500m(内・有馬記念) | スタミナ重視。前半緩め後半坂で厳しいラストスパート。ステイヤー血統+好位位置◎。 |
ダート1,200–1,800m | スタート速く砂重め。短距離は内枠差し、長距離は先行持久力重視。坂適性必須。 |
障害4,100m(大障害) | 谷越え連続+タスキ障害。持久力+跳越技術+根性型馬+経験騎手重視。 |
【中山競馬場】血統・騎手・厩舎傾向
血統傾向
中距離~長距離芝:ステイヤー系(メジロ、ロベルト、サンデー海外系)有利。
マイル戦・短距離:ディープインパクト系、スピード型が好走。
ダート:ゴールドアリュール、シニスターミニスター等、坂対応型パワー重視。
障害:根性と跳躍力、障害巧者血統重視。
騎手
内枠から好位追走し坂で粘るタイプが得意。田辺・横山典弘らが芝長距離◎。
ダート短距離では外枠差しを狙える技術が必要。
障害は経験豊富な中山障害騎手(吉原・C.ルメール等)に注目。
厩舎
スタミナ育成と坂路調整を得意とする厩舎が重賞に強く、安定型◎(松永幹夫・古賀慎明など)。
【中山競馬場】まとめ
中山競馬場は、「高低差5.3m+急坂+小回り」という日本でも唯一無二の舞台。
攻略の鍵は以下に集約されます:
スタミナ+持久力重視:特に芝・ダートともに持久型が中心
内枠&先行脚質が直線短い中ではセオリー
差し馬も距離と展開次第では活きる
障害レースは技術&経験重視で大穴狙いも◎
重賞ではスタミナ血統+坂馬騎手を狙うのが勝率UPの秘訣
皐月賞・有馬記念・中山大障害などが詰まる中山開催。
今回の特性を活かし、馬券戦略をブラッシュアップして重賞での高配当&的中を狙いましょう!