名古屋競馬場完全ガイド|先行有利の新コースと重賞・予想攻略ポイントを徹底解説

名古屋競馬

名古屋競馬場は、愛知県地方競馬組合が主催する地方競馬場で、2022年4月に弥富市へ移転リニューアルされました。

旧・港区の名古屋競馬場(名古屋市港区)は1953年から2021年まで開催されており、新競馬場は“新・名古屋競馬”と称されることもあります。

移転後の新名古屋競馬は近代的なスタンドや馬場整備機能を整えつつ、従来通りの地方競馬の魅力である「前残り」「騎手技術」「馬場傾向」が色濃く出る特徴を残しています。


レース場名名古屋競馬場(弥富競馬場)
URLhttps://www.nagoyakeiba.com/
所在地〒498-0065
愛知県弥富市駒野町1番地
電話番号0567-68-2211
交通・アクセスJR関西本線「弥富駅」から無料シャトルバスあり/名古屋駅から約30分

駐車場 約1,000台(無料)
特徴2022年4月に名古屋から弥富に移転し再スタートした新しい競馬場
主催(施行者)愛知県競馬組合
施設所有者愛知県競馬組合
マスコット名古屋競馬 - シャチウマくん
シャチウマくん
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名古屋競馬場(弥富競馬場)

施設情報

入場料は無料(特別席:500円)。

名物グルメは味噌カツ丼、どて煮、おでんなど名古屋メシが楽しめます。

場外発売所としえ、サンアール弥富・名古屋、ウインズ名古屋からも発売あります。


項目内容
所在地愛知県弥富市駒野町1丁目1番地
コース形態右回り
1周距離約1,100m
直線約200m(旧場は194m)
コース幅約25m(地方としては広い)
フルゲート12頭(距離により10頭制限もあり)
砂厚約10cm(可変性あり)

新しいコースは全体的にフラットな作りで、コーナーのキツさも少し緩やかになった印象です。

とはいえ、直線200mと短く、依然として逃げ・先行馬が有利な傾向にあります。

■距離別コース構造の特徴

  • 1500m戦が中心。スタート後に1コーナーがすぐ現れるため枠順とスタートダッシュが非常に重要。

  • 920m戦(通称:電撃戦)は最も先行偏重。逃げ切りが頻出。

  • 1700m以上になると捲りや差しも可能性が出てくるが、基本は前残り。


名古屋競馬は年間を通しておおよそ90~100日程度開催され、火曜〜金曜を中心に実施されます。

✅主要な重賞レース

レース名時期距離特徴
名古屋大賞典(JpnIII)3月1,900mJRA交流重賞。実績馬の調整レース的側面あり。
秋桜賞9月1,500m地元牝馬のマイル決戦。牝馬限定。
尾張名古屋杯12月1,500m年末の名物競走。
スプリングカップ4月1,700m春の中距離路線の節目。
梅見月杯2月1,900m長距離のスタミナ戦。
東海ゴールドカップ1月1,900m新年の古馬重賞として定着。

中でも「名古屋大賞典」は中央馬の出走もあり全国的にも注目度が高く、地方馬の奮闘に期待が集まります。


■脚質別傾向(全距離平均)

脚質勝率傾向
逃げ約35%最も信頼できる脚質
先行約30%番手・好位から押し切り多数
差し約15%3角~4角で外を回ると届かない
追込約5%未満ほぼ消しでOK

スタートから最初のコーナーまでが短く、隊列が決まりやすい=逃げ切り決着が多いのが名古屋競馬の最大特徴です。

■枠順傾向(1500m戦)

  • 1~4枠がやや有利:内ラチ沿いをロスなく運べる

  • 5~8枠は不利ではないが先行力が必要:中団以降で回ると届きにくい

■馬場状態とバイアス

  • 良馬場:基本的に前有利、時計は標準~やや遅め

  • 重・不良馬場:スピード決着化、軽い砂に変わり逃げ馬爆走もあり


名古屋競馬は全国でも屈指の「前残り」が決まりやすい競馬場です。

以下のポイントを意識することで、的中率・回収率が向上します。

✅予想ポイント5選

  1. 逃げ・先行が基本!
     →テンの速さ、持ち時計、前走のスタート直後の位置取りは必ずチェック。

  2. 内枠・短距離・テンのスピードで本命を絞る
     →1500m戦では1~3枠+先行馬が高勝率。

  3. JRA転入馬は見極めが重要
     →3戦目くらいで本領発揮。初戦から人気なら疑ってかかるのも手。

  4. 牝馬戦は斤量差・脚質差に注目
     →軽量馬の逃げ切りがある一方、追込馬は届かないので切って妙味。

  5. 騎手で馬券を買うのも有効
     →名古屋のリーディングジョッキーは騎乗数も多く、展開読み・仕掛けどころも一枚上。


■注目ジョッキー(2024〜2025シーズン)

騎手名特徴
今井貴大名古屋の逃げ職人。テンのスピードと仕掛けのうまさが光る
岡部誠ベテランの大将格。重賞では特に信頼度大
丸野勝虎差しも捲りもできるオールラウンダー

■注目厩舎

  • 角田輝也厩舎:管理馬の仕上げが早く、逃げ先行馬を多く抱える。

  • 竹下太厩舎:2歳戦や転入馬で穴をあけることも多い。


名古屋競馬は“逃げ天国”とも言えるほど前有利のダートコースであり、コース形態と馬場質が予想に直結します。

✅本稿での攻略ポイントまとめ

  • 逃げ・先行馬が絶対軸

  • 1500mは枠順+テンの速さが生命線

  • JRA転入馬・新馬戦の見極めに妙味

  • 名古屋リーディング騎手は馬券の中心に据えるべき

これらを押さえれば、名古屋競馬での回収率アップも現実的に狙えます。

ぜひ、次回の開催から予想に活かしてみてください!