
阪神競馬場は、内回りと外回りのコースを使い分けることで、多彩なレース展開が可能な競馬場です。
特に外回りコースの長い直線と急坂は、差し・追い込み馬にとって有利な条件となります。
一方、内回りコースでは先行馬が有利とされ、枠順や脚質によってレースの展開が大きく変わるため、予想の際にはこれらの特徴を十分に考慮することが重要です。
【競馬場】基本情報
レース場名 | 阪神競馬場 |
URL | https://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/ |
所在地 | 〒665-0053 兵庫県宝塚市駒の町1-1 |
電話番号 | 0798-51-7151 |
交通・アクセス | 阪急大阪梅田駅から阪急神戸線で約30分、同じく阪急神戸三宮駅から約25分。 ともに西宮北口駅で阪急今津線に乗り換えて宝塚方面へ。 仁川駅から専用地下道、専用通路(サンライトウォーク)で徒歩約5分。 |
特徴 | 日本屈指のスケールを誇る競馬場 |
主催(施行者) | 日本中央競馬会 |
施設所有者 | 日本中央競馬会 |
【阪神競馬場】主なレース
GⅠ
GⅡ
チューリップ賞(桜花賞トライアル) | フィリーズレビュー(桜花賞トライアル) |
阪神大賞典 | 阪神牝馬ステークス |
セントウルステークス (サマースプリントシリーズ指定競走) | ローズステークス(秋華賞トライアル) |
神戸新聞杯(菊花賞トライアル) | 阪神カップ |
GⅢ
阪急杯 | 毎日杯 |
アーリントンカップ(NHKマイルカップトライアル) | アンタレスステークス |
鳴尾記念 | マーメイドステークス |
シリウスステークス | チャレンジカップ |
J・GⅡ
阪神スプリングジャンプ |
J・GⅢ
阪神ジャンプステークス |
【阪神競馬場】主な特徴
1. コース構成と高低差
芝コース:
内回り:1周約1,689m、直線約356m。コーナーがタイトで、小回りなコース形態。
外回り:1周約2,089m、直線約474m。右回りとしては日本最長を誇り、開放感のあるコースです。
ダートコース:1周約1,476m、直線約352m。芝内回りコースの内側に位置し、コーナーや坂の状況は芝内回りコースと似ています。
高低差:外回りコースで最大2.4mと比較的小さいですが、ゴール前の急坂(高低差約1.8m)が特徴的で、スタミナとパワーが求められます。
2. 直線距離と脚質傾向
直線距離:
内回り:356.5m
外回り:473.6m
脚質傾向:
外回りでは直線が長いため、差し・追い込み馬が有利。
内回りでは直線が短く、先行・逃げ馬が有利とされています。
3. コースの特徴
スパイラルカーブ:1コーナーから2コーナーにかけて、進入口が緩く出口がきついスパイラルカーブが導入されており、スムーズな加速が求められます。
長いバックストレッチ:外回りコースの向正面(バックストレッチ)は内回りよりも100m以上長く、持続的なスピードが求められます。
ゴール前の急坂:最後の直線に高低差1.8mの急坂があり、ゴール前でのスタミナとパワーが試されます。
4. 枠順や脚質の傾向
内枠有利:芝1200mやダート1800mではスタートからコーナーまでが短いため、内枠の馬が有利とされています。
先行馬有利:芝・ダート問わず、先行馬が高い勝率を誇っており、予想の際には先行馬を重視することが重要です。