京王杯2歳ステークス2025予想｜東京芝1400mのスピード決戦！過去傾向・注目馬・展開を徹底分析

2025.10.252025.11.09

京王杯2歳ステークス（GⅡ）は、
2歳馬による芝1400mのスプリント決戦です。

東京競馬場で11月上旬に行われ、翌月の朝日杯フューチュリティステークス（GⅠ）や、阪神ジュベナイルフィリーズ（GⅠ）へと繋がる重要なステップレースです。

1965年創設から続く伝統の重賞で、過去にはのちのGⅠ馬を多数輩出してきました。

【京王杯2歳S】コース特徴（東京芝1400m）
【京王杯2歳S】過去10年の統計データ分析
- 補足：過去の主な勝ち馬
【京王杯2歳S】展開傾向とレースの流れ
【京王杯2歳S】予想のポイント
【京王杯2歳S】第61回2025年11月8日
【京王杯2歳S】口コミ投稿する
【京王杯2歳S】みんなの口コミ

【京王杯2歳S】コース特徴（東京芝1400m）

東京芝1400mは、スタート地点が向こう正面の2コーナー奥。

3コーナーまでの直線が約500mと長く、序盤のポジション取りは比較的緩やか。

直線は約525mと日本最長クラスで、最後の坂（高低差2m）を上り切るスタミナも要求されます。

要素	内容
スタート地点	向こう正面奥、3コーナーまで約500m
コーナー	緩やかな左回り
直線	約525m（坂あり）
有利な脚質	差し・追い込み有利
有利な枠順	外枠（5〜8枠）に好走例多い
スピード要素	スタミナ＋瞬発力両方必要

💡短距離戦ながら「スプリント特化型」ではなく、1400m適性＝スピードと末脚のバランス型が好走します。

【京王杯2歳S】過去10年の統計データ分析

項目	傾向
人気	1〜3番人気が7勝、上位人気が安定
性別	牡馬が9勝、牝馬は苦戦傾向
枠順	外枠（6〜8枠）の好走率高め
脚質	差し・追い込み型が優勢（直線勝負）
所属	美浦所属馬が中心（関東馬優勢）
前走	新馬戦・未勝利組よりもオープン・重賞組が強い
タイム	1分20秒台前半が勝ち時計の目安

補足：過去の主な勝ち馬

年	馬名	騎手	その後
2024	パンジャタワー	松山弘平	朝日杯FSは12着となるが、NHKマイルCを勝利
2023	コラソンビート	横山武史	阪神JF3着、フィリーズR2着
2022	オオバンブルマイ	横山武史	朝日杯FS7着だが、NHKマイルC3着となる
2021	キングエルメス	坂井瑠星	アーリントンC3着
2020	モントライゼ	C.ルメール	ファルコンS3着
2019	タイセイビジョン	C.ルメール	朝日杯FS2着、アーリントンC勝利
2018	ファンタジスト	武豊	朝日杯FS4着、スプリングS2着
2017	タワーオブロンドン	C.ルメール	朝日杯FS3着、アーリントンC勝利
2016	モンドキャンノ	C.ルメール	朝日杯FS2着
2015	ボールライトニング	蛯名正義	目立った成績無し

【京王杯2歳S】展開傾向とレースの流れ

京王杯2歳Sは、序盤で極端に飛ばす逃げ馬が少ないため、平均ペース〜ややスローになりやすい傾向。

序盤：落ち着いたペース
中盤：3コーナー手前から徐々に加速
終盤：ラスト3F 33〜34秒台の瞬発力勝負

→ そのため、「上がり性能」が勝負のカギになります。

好走する馬のタイプ

タイプ	特徴
① 差し馬	東京の長い直線で末脚が活きる
② 先行力＋瞬発力型	直線で粘れる馬が好走
③ 芝1600m実績馬	距離短縮でパフォーマンス向上

逆に、新馬戦で逃げ切りのみのスプリンター型は東京1400mでは直線で止まりやすい傾向があります。

血統傾向

系統	特徴
ディープインパクト系	東京の瞬発戦に強い
ロードカナロア産駒	1400m適性抜群
ドゥラメンテ産駒	パワー＋末脚タイプ
キズナ産駒	スタミナ＋加速力を兼備

京王杯2歳Sは「瞬発力＋スピード持続力」が重要なため、これらの血統が好走傾向を示しています。

前走ローテーション別成績

前走	成績傾向
新馬戦	勝率10％以下（経験不足）
未勝利戦	連対率やや低め
オープン（芙蓉S・カンナS）	好走多数
重賞（新潟2歳S・小倉2歳S）	信頼度高い

💡「前走でオープンクラス経験済み＋上位入線」が勝ち馬の大半を占めています。

【京王杯2歳S】予想のポイント

① 東京替わりで真価を発揮する差し馬

東京1400mは広くて直線が長い。
中山や阪神で届かなかった馬が、ここで一変するケースが多いです。

② ロードカナロア産駒の信頼度

近年の2歳短距離戦は「ロードカナロア×芝1400m」が黄金配合。
過去にも複数の好走例あり。

③ 朝日杯・JFを見据えた実績馬の取捨

本番を意識して仕上げすぎないケースも。
パドック・馬体重・調教から“余裕残し”かを見極めるのがポイントです。

レースの位置づけ

朝日杯FS（阪神1600m）への主要ステップ
阪神JF（牝馬）への転戦組もあり
1400mのスピード決着に対応できる「マイル適性馬」も台頭

まとめ

項目	内容
開催	2025年11月8日（東京芝1400m・左）
格付け	GⅡ
脚質傾向	差し・追い込み有利
枠順	外枠有利（特に6〜8枠）
血統傾向	ディープ系・カナロア系が好走
有力ローテ	新潟2歳S・カンナS・芙蓉S組
平均勝ち時計	1分20秒前後

総評

2025年の京王杯2歳ステークス（GⅡ）は、世代のスピードエリートが初めて真正面から激突する舞台。

東京の広い直線を味方につける差し馬が強い反面、ペース次第では先行勢の粘り込みもあり、展開ひとつで結末が変わる読み応えある一戦となります。

ここで好走した馬の多くが、その後の朝日杯FS・NHKマイルCで主役を張ってきました。

2025年も、未来のGⅠ馬を占う重要レースとして注目です。

【京王杯2歳S】第61回2025年11月8日

馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	予想オッズ
1	ネネキリマル	牡2	56.0	佐々木	19.1 (8人気)
2	シャオママル	牡2	56.0	プーシ	8.7 (3人気)
3	ルートサーティーン	牡2	56.0	岩田康	14.1 (6人気)
4	ミルトベスト	牡2	56.0	横山武	10.2 (4人気)
5	シーミハットク	牡2	56.0	三浦	19.0 (7人気)
6	シュペルリング	牡2	56.0	津村	13.4 (5人気)
7	ユウファラオ	牡2	56.0	北村宏	27.4 (10人気)
8	ホットゥトロット	牡2	56.0	石橋脩	59.2 (12人気)
9	コックオーヴァン	牝2	55.0	松岡	74.1 (14人気)
10	ダイヤモンドノット	牡2	56.0	ルメー	1.8 (1人気)
11	フォトンゲイザー	牡2	56.0	木幡巧	139.0 (15人気)
12	フクチャンショウ	牡2	56.0	戸崎圭	23.0 (9人気)
13	フェーダーローター	牝2	55.0	原	60.6 (13人気)
14	トワニ	牝2	55.0	菅原明	49.1 (11人気)
15	リネンタイリン	牡2	56.0	柴田大	251.3 (16人気)
16	レッドスティンガー	牡2	56.0	横山和	7.4 (2人気)

注目馬と見解

印	馬名	騎手	コメント
◎	ダイヤモンドノット	C.ルメール	スピードと切れ味のバランスが抜群。東京1400m最適。
〇	ミルトベスト	横山武史	末脚鋭く、東京替わりで真価を発揮。ルメール相手でも互角。
▲	ホットゥトロット	石橋脩	素質高く、調教も絶好。安定感あるタイプ。
△	フクチャンショウ	戸崎圭太	鋭い末脚が東京向き。展開ハマれば上位争い。
☆	レッドスティンガー	横山和生	外枠を利してスムーズなら一発あり。

◎ ⑩ダイヤモンドノット（C.ルメール）

スタートから流れに乗れ、直線では一枚上の末脚。名手ルメールを配して本気度も高い。ここは素質と完成度で上位本命。

○ ④ミルトベスト（横山武史）

デビュー戦の末脚が圧巻。東京コースの瞬発力勝負に強いタイプ。調教でも動きが鋭く、上位争いの有力候補。距離1400mもベストに近い。

▲ ⑧ホットゥトロット（石橋脩）

新馬戦の勝ち方が秀逸。直線での反応・フォームに柔らかさがあり、センスの高さが光る。ここでも通用する素質馬で、人気でも逆らいづらい。

△ ⑫フクチャンショウ（戸崎圭太）

安定した末脚を武器に連続好走中。東京向きの脚質で、騎手も手の合うタイプ。展開次第では上位進出十分。

☆ ⑯レッドスティンガー（横山和生）

1400mの持ち時計が優秀。スタートから速く、外枠からスムーズに運べれば力上位。仕上がりも良く、上位候補の一角。

予想のポイント

東京芝1400mは「中団差し」が最も安定。
速い上がりを使える馬が好走傾向。
枠順では「中〜外枠」がやや有利。
騎手ではルメール・横山武・戸崎といった実力派に注目。

総評

今年の京王杯2歳Sは、「完成度 vs 素質」の構図。

現時点では完成度の高い ダイヤモンドノット（ルメール） が中心だが、末脚勝負の ミルトベスト、ポテンシャル重視の ホットゥトロット も侮れない予測です。

東京の長い直線で、2歳馬たちがどんな成長を見せるか、来春のマイル戦線を占う意味でも見逃せない一戦です。

結果

着順	枠	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	人気	単勝オッズ	後3F	厩舎	馬体重 (増減)
1	5	10	ダイヤモンドノット	牡2	56.0	ルメー	1:20.9		1	1.8	33.6	栗東福永	468(-6)
2	6	12	フクチャンショウ	牡2	56.0	戸崎圭	1:21.4	3	8	19.7	33.5	美浦加藤征	444(+12)
3	7	14	トワニ	牝2	55.0	菅原明	1:21.4	クビ	12	67.4	33.0	美浦蛯名正	416(0)
4	1	2	シャオママル	牡2	56.0	プーシ	1:21.4	ハナ	6	14.6	33.6	美浦加藤士	432(-4)
5	2	3	ルートサーティーン	牡2	56.0	岩田康	1:21.5	アタマ	4	12.0	34.3	栗東辻野	476(+4)
6	4	7	ユウファラオ	牡2	56.0	北村宏	1:21.7	1.1/4	10	36.5	34.1	栗東森秀	486(+4)
7	8	15	リネンタイリン	牡2	56.0	柴田大	1:21.8	1/2	16	351.4	33.3	美浦南田	464(-2)
8	4	8	ホットゥトロット	牡2	56.0	石橋脩	1:21.8	アタマ	13	70.7	33.6	美浦堀内	452(+8)
8	8	16	レッドスティンガー	牡2	56.0	横山和	1:21.8	同着	3	8.2	34.1	美浦矢嶋	468(+6)
10	3	6	シュペルリング	牡2	56.0	津村	1:22.0	1.1/4	2	7.6	34.3	美浦嘉藤	428(-6)
11	1	1	ネネキリマル	牡2	56.0	佐々木	1:22.0	ハナ	7	19.5	34.4	栗東河嶋	472(0)
12	2	4	ミルトベスト	牡2	56.0	横山武	1:22.0	ハナ	5	12.1	34.3	栗東中村	468(-2)
13	3	5	シーミハットク	牡2	56.0	三浦	1:22.0	クビ	9	31.4	34.0	栗東寺島	486(-2)
14	6	11	フォトンゲイザー	牡2	56.0	木幡巧	1:22.2	1.1/4	15	230.0	33.6	美浦牧	430(+2)
15	7	13	フェーダーローター	牝2	55.0	原	1:22.4	1.1/4	11	64.5	35.0	美浦天間	444(0)
16	5	9	コックオーヴァン	牝2	55.0	松岡	1:22.9	3	14	90.3	34.8	美浦伊藤伸	464(+4)