
富士ステークス(GⅡ)は、
毎年10月に東京競馬場・芝1600mで行われる3歳以上の重賞レースです。
このレースは、11月に行われる「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」の前哨戦として位置づけられており、ここをステップにGⅠ戦線へ進む馬も多くいます。
また、富士Sで好走した馬がそのままマイルCSでも好結果を残すケースが非常に多いことから、競馬ファン・予想家にとって秋競馬の重要な指標となる一戦です。
目次
【富士S】コース特徴(東京芝1600m)
富士ステークスが行われる東京競馬場の芝1600m(マイル)コースには、以下のような特徴があります👇
スタートは向こう正面の奥ポケット。最初のコーナーまで約540mと非常に長く、隊列が整いやすい。
3コーナーまでは緩やかな上り坂が続き、前半はスローペースになりやすい傾向。
4コーナーから直線にかけて下り坂→直線525.9mという日本最長の直線!
最後の坂(高低差2.1m)を越えてからの末脚勝負になるケースが多い。
👉 基本的には「差し・追い込み有利」のコースですが、スローペースになりやすいため、好位から早めに動ける馬が勝ちやすい展開になることも多いです。
東京開幕後の馬場状態も重要で、外差しが決まりやすい年もあれば、内が伸びる高速馬場になる年もあります。
【富士S】過去10年の統計データ分析
過去10年(2015〜2024年)の富士ステークスの傾向をまとめると、以下のようなポイントが見えてきます👇
🥇 1. 人気馬の信頼度は高い
1番人気【5-2-1-2】
2番人気【2-4-1-3】
3番人気【2-1-2-5】
→ 上位人気がしっかり結果を残しており、波乱は少なめのレース。
ただし、近年はGⅠ級の馬が始動戦として出走することもあり、人気馬の取捨がポイントになります。
🏇 2. 先行〜差しが有利。極端な追い込みは届きにくい
逃げ馬の勝利:1回
先行・好位馬:勝率が高い
追い込み馬は3着内には来るが勝ち切れない傾向
→ 序盤が緩くなりやすいため、極端な追い込み一辺倒では届かないことが多いです。
「中団〜好位から末脚を伸ばせる馬」が最も理想的な脚質といえます。
🌿 3. 4歳馬の成績が圧倒的
4歳馬【6-3-3-18】(勝率20%・連対率30%・複勝率40%)
5歳馬【2-5-3-41】
3歳馬【1-2-2-22】
6歳以上【1-0-2-36】
→ 成長力と勢いを兼ね備えた4歳馬が圧倒的に優勢。
5歳以上は善戦止まり、3歳は斤量の恩恵があるものの、やや苦戦気味です。
🧭 4. GⅠ実績馬の始動戦に注目
マイルCSや安田記念などGⅠ戦線で戦ってきた実績馬がここを始動戦に選ぶケースが多く、能力差で押し切る場面も多いです。
近年ではシュネルマイスター、ソングラインなどがここを経由してGⅠで好走。
【富士S】予想のポイント
以上の傾向を踏まえると、2025年の富士ステークスで注目すべきポイントは以下の4つです👇
① 東京マイル適性は最重要
富士Sは単なるマイル戦ではなく、東京コース特有の直線・坂・展開が結果を大きく左右します。
安田記念やNHKマイルCで好走した馬、または東京マイルでの勝ち星がある馬は大きな加点対象です。
② ペースと展開を読む
開幕後の東京は高速馬場になりやすく、スローペース→瞬発力勝負という展開が多いです。
逃げ・先行馬が多いか、差し馬が揃っているかで展開予測をしっかり立てることが重要です。
③ 4歳馬中心の狙い
過去の成績からも、富士Sは4歳馬の好走率が非常に高いです。
春にGⅠ戦線で戦ってきた4歳馬が秋の始動戦として登場した場合、人気でも素直に信頼してOKです。
④ 叩き良化型 vs 仕上がり勝負
富士Sは「始動戦」として使われる馬と、「ここを全力勝負」とする馬が混在するレースです。
仕上がり具合や過去の叩き良化傾向を把握することで、人気馬の取捨を正確に判断できます。
まとめ:富士ステークスはマイルCSへの最重要ステップ!
富士Sは東京芝1600mの舞台で、差し脚と展開がカギ
過去データでは4歳馬・人気馬の好走が目立つ
マイルCSへ直結する実力馬が集結する注目の一戦
2025年の富士ステークスも、GⅠ級のメンバーが始動戦として顔をそろえる可能性が高く、非常にハイレベルな一戦が期待されます。
展開・コース適性・年齢・仕上がりをしっかり分析して、秋のマイル戦線を占う上で絶対に見逃せないレースです!
【富士S】第28回2025年10月18日
10月17日更新予定です。
注目馬と見解
10月17日更新予定です。
結果
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