
年末の競馬といえば「有馬記念」と並び、多くのファンが注目するのが東京大賞典(GⅠ・大井競馬場・ダート2000m) です。
中央競馬の有力馬が参戦し、地方競馬のトップホースと激突する「地方競馬ダート最強決定戦」として長く愛されてきた伝統レース。
近年は
オメガパフューム(史上初の東京大賞典4連覇)
ウシュバテソーロ
フォーエバーヤング
など、日本ダート界を象徴する名馬たちが激戦を繰り広げてきました。

目次
【東京大賞典】レースの位置づけ
東京大賞典は、毎年12月29日に大井競馬場で行われるダートGⅠ。
JRA(中央)とNAR(地方)の交流GⅠで、中央馬が圧倒的に強いレース としても有名です。
東京大賞典が特別な理由
年末の“ダート最終決戦”
中央の実力馬が多数参戦
地方トップホースも参戦し、交流重賞の決定戦に
ダート2000mという適性が問われる距離設定
日本ダート部門のチャンピオン決定戦の意味合い
伝統・格式・メンバーの豪華さから、ダート界の「有馬記念」と言われることもあります。
【東京大賞典】大井競馬場ダート2000mのコース特徴
東京大賞典の舞台である 大井ダート2000m は、地方競馬の中でも特にタフなコースです。
① スタート後すぐにコーナー
スタート直後に1コーナーがあるため 内枠が有利。
外枠はポジションを取れず苦戦しやすい。
② コーナー4つの小回り
中央の府中ダートのような直線勝負ではなく、
器用さ・コーナーリング能力が重要。
③ 直線は386mと地方では長いが「持続力勝負」
直線が長いとはいえ、一気の末脚だけでは足りない。
早めに動ける馬が有利となる。
④ 砂質が重めでパワーが必要
大井特有の「深い砂」がスタミナを消耗させる。
⑤ 地方トップ騎手の“仕掛けの早さ”に注意
中央競馬よりロングスパート戦になりやすい。
【東京大賞典】大井2000mで勝つ馬の条件
先行力(もしくは中団前)
コーナーが上手い
スムーズに立ち回れる操縦性
パワーとスタミナ
外枠でも押し切れる能力(中央馬に限る)
【東京大賞典】過去10年の傾向
| 回数 | 施行日 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第61回 | 2015年12月29日 | 2000m | サウンドトゥルー | セ5 | JRA | 2:03.0 | 大野拓弥 | 高木登 | 山田弘 |
| 第62回 | 2016年12月29日 | 2000m | アポロケンタッキー | 牡4 | JRA | 2:05.8 | 内田博幸 | 山内研二 | アポロサラブレッドクラブ |
| 第63回 | 2017年12月29日 | 2000m | コパノリッキー | 牡7 | JRA | 2:04.2 | 田辺裕信 | 村山明 | 小林祥晃 |
| 第64回 | 2018年12月29日 | 2000m | オメガパフューム | 牡3 | JRA | 2:05.9 | M.デムーロ | 安田翔伍 | 原禮子 |
| 第65回 | 2019年12月29日 | 2000m | オメガパフューム | 牡4 | JRA | 2:04.9 | M.デムーロ | 安田翔伍 | 原禮子 |
| 第66回 | 2020年12月29日 | 2000m | オメガパフューム | 牡5 | JRA | 2:06.9 | M.デムーロ | 安田翔伍 | 原禮子 |
| 第67回 | 2021年12月29日 | 2000m | オメガパフューム | 牡6 | JRA | 2:04.1 | M.デムーロ | 安田翔伍 | 原禮子 |
| 第68回 | 2022年12月29日 | 2000m | ウシュバテソーロ | 牡5 | JRA | 2:05.0 | 横山和生 | 高木登 | 了徳寺健二ホールディングス(株) |
| 第69回 | 2023年12月29日 | 2000m | ウシュバテソーロ | 牡6 | JRA | 2:07.3 | 川田将雅 | 高木登 | 了徳寺健二ホールディングス(株) |
| 第70回 | 2024年12月29日 | 2000m | フォーエバーヤング | 牡3 | JRA | 2:04.9 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 藤田晋 |
① 中央馬が圧倒的
過去10年の勝ち馬の ほぼ全てが中央所属馬。ダートGⅠ級の実力差は現在も大きい。
② 人気馬が強い
勝ち馬のほとんどが
1番人気
2番人気
3番人気
のいずれか。
ただし、2・3着には地方馬の“中穴”が絡むパターンは多い。
③ 先行馬が最強
地方競馬は全体的にスローペースなので、前に行けない馬は勝負になりにくい。
④ 枠順は内枠が有利
コーナーまでの距離が短いため外枠は割引。
特に地方馬は外枠だとポジションを取れず不利。
【東京大賞典】展開予想
① ペースは「スローペース〜平均」
大井ダートの交流GⅠは基本的に緩みやすい。
ただし、強い先行馬が多数いると早めに動く。
② 3コーナーから徐々にスパート
地方トップ騎手はロングスパートが得意
中央馬は直線勝負型でも置いて行かれないよう早めに進出
③ 直線は「勝負というより粘り合い」
爆発的な末脚より、
長く脚を使える持続力
スタミナ
コーナーのロスの無さ
が勝敗を左右する。
【東京大賞典】まとめ
東京大賞典は、中央馬が強く、地方馬が食い下がるという構図が毎年の王道。
しかし、
大井コースの適性
枠順
先行馬の隊列
騎手の仕掛けのタイミング
など、レースの流れ次第では「衝撃の地方馬激走」も十分発生します。
2025年も
地方トップホースの逆襲
中央GⅠ馬の圧巻の強さ
年末ならではの白熱した叩き合い
と、見どころ満載の一戦となるでしょう。
出走馬確定次第、後述の注目馬など更に掘り下げて予想見解をいたします。
【東京大賞典】第71回2025年12月29日
注目馬
12月28日ごろ更新いたします。
結果
払戻
【東京大賞典】口コミ投稿する
【東京大賞典】みんなの口コミ
こっちは予想サイト買い目ださんのかいな
フォーエバーヤングでないのかな



