
京王杯2歳ステークス(GⅡ)」は、
2歳馬による芝1400mのスプリント決戦。
東京競馬場で11月上旬に行われ、翌月の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)や、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)へと繋がる重要なステップレースです。
1965年創設から続く伝統の重賞で、過去にはのちのGⅠ馬を多数輩出してきました。
目次
【京王杯2歳S】コース特徴(東京芝1400m)
東京芝1400mは、スタート地点が向こう正面の2コーナー奥。
3コーナーまでの直線が約500mと長く、序盤のポジション取りは比較的緩やか。
直線は約525mと日本最長クラスで、最後の坂(高低差2m)を上り切るスタミナも要求されます。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| スタート地点 | 向こう正面奥、3コーナーまで約500m |
| コーナー | 緩やかな左回り |
| 直線 | 約525m(坂あり) |
| 有利な脚質 | 差し・追い込み有利 |
| 有利な枠順 | 外枠(5〜8枠)に好走例多い |
| スピード要素 | スタミナ+瞬発力両方必要 |
💡短距離戦ながら「スプリント特化型」ではなく、1400m適性=スピードと末脚のバランス型が好走します。
【京王杯2歳S】過去10年の統計データ分析
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| 人気 | 1〜3番人気が7勝、上位人気が安定 |
| 性別 | 牡馬が9勝、牝馬は苦戦傾向 |
| 枠順 | 外枠(6〜8枠)の好走率高め |
| 脚質 | 差し・追い込み型が優勢(直線勝負) |
| 所属 | 美浦所属馬が中心(関東馬優勢) |
| 前走 | 新馬戦・未勝利組よりもオープン・重賞組が強い |
| タイム | 1分20秒台前半が勝ち時計の目安 |
補足:過去の主な勝ち馬
| 年 | 馬名 | 騎手 | その後 |
|---|---|---|---|
| 2024 | パンジャタワー | 松山弘平 | 朝日杯FSは12着となるが、NHKマイルCを勝利 |
| 2023 | コラソンビート | 横山武史 | 阪神JF3着、フィリーズR2着 |
| 2022 | オオバンブルマイ | 横山武史 | 朝日杯FS7着だが、NHKマイルC3着となる |
| 2021 | キングエルメス | 坂井瑠星 | アーリントンC3着 |
| 2020 | モントライゼ | C.ルメール | ファルコンS3着 |
| 2019 | タイセイビジョン | C.ルメール | 朝日杯FS2着、アーリントンC勝利 |
| 2018 | ファンタジスト | 武豊 | 朝日杯FS4着、スプリングS2着 |
| 2017 | タワーオブロンドン | C.ルメール | 朝日杯FS3着、アーリントンC勝利 |
| 2016 | モンドキャンノ | C.ルメール | 朝日杯FS2着 |
| 2015 | ボールライトニング | 蛯名正義 | 目立った成績無し |
【京王杯2歳S】展開傾向とレースの流れ
京王杯2歳Sは、序盤で極端に飛ばす逃げ馬が少ないため、平均ペース〜ややスローになりやすい傾向。
序盤:落ち着いたペース
中盤:3コーナー手前から徐々に加速
終盤:ラスト3F 33〜34秒台の瞬発力勝負
→ そのため、「上がり性能」が勝負のカギになります。
好走する馬のタイプ
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| ① 差し馬 | 東京の長い直線で末脚が活きる |
| ② 先行力+瞬発力型 | 直線で粘れる馬が好走 |
| ③ 芝1600m実績馬 | 距離短縮でパフォーマンス向上 |
逆に、新馬戦で逃げ切りのみのスプリンター型は東京1400mでは直線で止まりやすい傾向があります。
血統傾向
| 系統 | 特徴 |
|---|---|
| ディープインパクト系 | 東京の瞬発戦に強い |
| ロードカナロア産駒 | 1400m適性抜群 |
| ドゥラメンテ産駒 | パワー+末脚タイプ |
| キズナ産駒 | スタミナ+加速力を兼備 |
京王杯2歳Sは「瞬発力+スピード持続力」が重要なため、これらの血統が好走傾向を示しています。
前走ローテーション別成績
| 前走 | 成績傾向 |
|---|---|
| 新馬戦 | 勝率10%以下(経験不足) |
| 未勝利戦 | 連対率やや低め |
| オープン(芙蓉S・カンナS) | 好走多数 |
| 重賞(新潟2歳S・小倉2歳S) | 信頼度高い |
💡「前走でオープンクラス経験済み+上位入線」が勝ち馬の大半を占めています。
【京王杯2歳S】予想のポイント
① 東京替わりで真価を発揮する差し馬
東京1400mは広くて直線が長い。
中山や阪神で届かなかった馬が、ここで一変するケースが多いです。
② ロードカナロア産駒の信頼度
近年の2歳短距離戦は「ロードカナロア×芝1400m」が黄金配合。
過去にも複数の好走例あり。
③ 朝日杯・JFを見据えた実績馬の取捨
本番を意識して仕上げすぎないケースも。
パドック・馬体重・調教から“余裕残し”かを見極めるのがポイントです。
レースの位置づけ
朝日杯FS(阪神1600m)への主要ステップ
阪神JF(牝馬)への転戦組もあり
1400mのスピード決着に対応できる「マイル適性馬」も台頭
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催 | 2025年11月8日(東京芝1400m・左) |
| 格付け | GⅡ |
| 脚質傾向 | 差し・追い込み有利 |
| 枠順 | 外枠有利(特に6〜8枠) |
| 血統傾向 | ディープ系・カナロア系が好走 |
| 有力ローテ | 新潟2歳S・カンナS・芙蓉S組 |
| 平均勝ち時計 | 1分20秒前後 |
総評
2025年の京王杯2歳ステークス(GⅡ)は、世代のスピードエリートが初めて真正面から激突する舞台。
東京の広い直線を味方につける差し馬が強い反面、ペース次第では先行勢の粘り込みもあり、展開ひとつで結末が変わる読み応えある一戦となります。
ここで好走した馬の多くが、その後の朝日杯FS・NHKマイルCで主役を張ってきました。
2025年も、未来のGⅠ馬を占う重要レースとして注目です。
【京王杯2歳S】第61回2025年11月8日
11月7日更新予定です。
注目馬と見解
11月7日更新予定です。
結果
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