第27回兵庫ジュニアグランプリ2025予想｜園田ダート1400mの傾向と過去データから勝ち馬を徹底分析！

2025.10.312025.11.27

2歳ダート王決定戦の前哨戦として注目される 第27回兵庫ジュニアグランプリ（JpnⅡ） が、2025年11月26日（火）に園田競馬場で開催されます。

JRA勢・地方勢が激突する2歳交流重賞であり、将来のダート界を担う若駒たちがその才能を競う一戦です。

本記事では、出走馬未確定の段階からでも役立つように、レース概要、園田競馬場ダート1400mの特徴、過去10年のデータ傾向、そして勝ち馬に共通する条件を詳しく解説。

若駒戦ならではのデータから、今年の傾向を早めに押さえておきましょう。
※進捗次第更新いたします。

【兵庫ジュニアG】レース概要

レース名：第27回農林水産大臣賞典兵庫ジュニアグランプリ（JpnⅡ）
開催日：2025年11月26日（火）
開催競馬場：園田競馬場
距離・コース：ダート1400m（右回り）
出走条件：2歳・オープン・交流（JRA・地方）
賞金：1着約3000万円（2024年度実績）

兵庫ジュニアグランプリは、1999年に創設された地方交流の2歳重賞。

同じく地方交流戦である「全日本2歳優駿（川崎）」の前哨戦としても位置づけられ、将来のダート重賞路線を占う重要なレースです。

JRA所属馬が例年優勢ですが、地方勢の意地が見える一戦としてもファンに人気があります。

【兵庫ジュニアG】コース特徴（園田1400ｍ）

園田競馬場は1周1051mの小回り右回りダートコース。地方競馬の中でも直線が短く（約213m）、コーナー4つをきっちり回る典型的な小回り戦です。

コース特徴まとめ

スタートはスタンド前、最初のコーナーまで約250mと短め。
内枠が圧倒的に有利で、外枠はコーナーで距離ロスを受けやすい。
直線が短いため、差し・追い込み馬には厳しい条件。
ペースが落ちにくく、逃げ・先行馬が圧倒的に優勢。
ダートはやや軽めでスピード決着も多く、先行力と持続力の両立が求められる。

特に2歳戦ではスタート直後の位置取りがほぼ勝敗を決めるケースもあり、テンの速さ＋コーナーワークの巧さが最大の武器となります。

【兵庫ジュニアG】過去の統計と傾向

所属別成績

JRA所属馬：圧倒的優勢（勝率80％以上）。
地方所属馬：2〜3着に食い込む例はあるが、勝ち切るのは難しい。
→ 地方馬が勝利したのは26回中4回（2005年、2009年、2014年、2016年）のみ。

脚質傾向

逃げ・先行馬が圧倒的に好成績。
特に「4コーナー3番手以内」で回った馬が馬券内の約8割を占める。
→ 差し・追い込み勢は展開頼み。

枠順傾向

内枠（1〜3枠）有利。特に1枠・2枠の逃げ・先行馬は高確率で残る。
外枠からの差しは距離ロス＋コーナーワークの不利で苦戦。

前走ローテーション

JRAの1勝クラス・オープン戦からの臨戦が好成績。
地方交流（エーデルワイス賞・鎌倉記念）からの組も健闘。
未勝利戦上がりでは勝ち切るのが難しい。

【兵庫ジュニアG】勝てる馬の特徴

JRA所属の先行馬（特に内枠）
　→ 園田の小回り＋直線短い舞台では、スピード＋位置取りが最重要。
前走1勝クラス以上で好走（1400〜1600mの実績）
　→ 距離延長・短縮どちらでもOKだが、1400m経験は大きな強み。
テンの速さ・ダッシュ力がある馬
　→ スタート後の200mでポジションが決まるため、出遅れ厳禁。
脚抜きの良いダート（やや重・重）でパフォーマンスが上がるタイプ
　→ 園田の砂質に合う軽快なタイプが理想。
調教・状態面で上昇気配がある馬
　→ 若駒戦では仕上がり・気性・集中力が結果を左右する。

【兵庫ジュニアG】まとめポイント

兵庫ジュニアグランプリは「JRA勢のスピード×小回り対応」がカギ。
園田ダート1400mは逃げ・先行有利で、内枠優勢が顕著。
過去10年で地方馬の勝利はほぼなく、上位人気馬が順当に強い。
馬券を組む際は「JRA勢＋内枠＋先行脚質」を軸に据え、穴なら「前走地方重賞で好走した地方馬」を押さえたい。
天候や馬場状態次第で前有利がさらに強まる可能性もあるため、前日・当日の馬場傾向を必ず確認。

兵庫ジュニアグランプリは「内枠先行のJRA馬」が王道。

小回り適性とダッシュ力を持つ2歳馬が未来のスター候補だと思われます。

【兵庫ジュニアG】第27回2025年11月27日

馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	予想オッズ
馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	予想オッズ	1	ラッキーキッド	牡2	56.0	戸崎圭太	10.0 (8人気)
2	ゴッドバロック	牡2	56.0	阿部龍	7.8 (5人気)
3	サンフラワームーン	牝2	55.0	井上瑛太	106.9 (10人気)
4	サフラナール	牝2	55.0	土方颯太	129.8 (12人気)
5	エコロレーヴ	牡2	56.0	吉村智洋	6.6 (3人気)
6	クリスタルピット	牝2	55.0	竹村達也	110.2 (11人気)
7	ローズカリス	牝2	55.0	田口貫太	8.1 (6人気)
8	ストロングボンド	牡2	56.0	佐々木大	13.5 (9人気)
9	エイシンリガーズ	牡2	56.0	鴨宮祥行	9.5 (7人気)
10	スペシャルチャンス	牡2	56.0	落合玄太	4.7 (1人気)
11	エイシンイワハシル	牡2	56.0	大山龍太	5.3 (2人気)
12	トウカイマシェリ	牝2	55.0	鮫島克駿	7.1 (4人気)

注目馬

◎ ⑦ローズカリス

先行力とスピードが持ち味で、前走「なでしこ賞」勝利時も好位から抜け出す強さを見せた。
小回り・1400mの舞台適性が高く、「二枚腰」で逃げ・先行・番手と自在に立ち回れる点が強み。展開が流れても対応可能。
若駒の勢い＋ここまで安定した内容。軸馬としての信頼感が高いと判断。

〇 ⑤エコロレーヴ

JRA所属の2歳馬。ダート実戦こそ浅めだが、ポテンシャルの高さが評価されており、スピード勝負にも対応できる。
先行〜好位で運べれば展開利あり。直線短めのコースでもしっかり粘り込める脚質と見込む。
「ローズカリスに次ぐ実力馬」の評価。絡めておきたい一頭。

▲ ⑪エイシンイワハシル

地元・園田所属。これまで園田ダート1400mでの勝ち鞍があり、コースへの実績と適性は申し分なし。
直線の短い小回りコースでこの“地元×適性”が生きれば、伏兵として面白い存在。人気面での妙味も。

△ ⑩スペシャルチャンス

北海道所属馬で、門別などでのレース内容から「ダート適性＋底力」がうかがえる。前走内容もまずまず。
ダート適性を活かしつつ、展開・ペース次第で一発あるかもしれない穴馬として注目。

☆ ⑫トウカイマシェリ

芝からダートに矛先を変えてきた2歳牝馬で、前走はダート適性の高さを示す内容。おそらく開花途上。
もともとの素質と、成長余地がある分、「伸びしろ」という意味で押さえておきたい。展開がハマれば一発注意。

総合見解と狙いどころ

本命はローズカリス。先行力＋コース適性を考えると、1400m小回りで最も安定しており、不安材料が少ない。
相手はエコロレーヴとエイシンイワハシルを厚めに置きつつ、穴目にスペシャルチャンスとトウカイマシェリ。展開と馬場次第で波乱も十分。
馬券は「◎ → 〇 ▲ △ ☆」あたりへの流し or 三連複で、穴馬を絡めた広めの組み立てが現実的。

結果

着順	枠	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	人気	単勝オッズ	後3F	厩舎	馬体重 (増減)
1	8	12	トウカイマシェリ	牝2	55.0	鮫島克駿	1:29.8		3	5.0	39.6	栗東高柳大輔	463(+1)
2	2	2	ゴッドバロック	牡2	56.0	阿部龍	1:30.0	3/4	5	10.7	40.2	北海道角川秀樹	475(-9)
3	1	1	ラッキーキッド	牡2	56.0	戸崎圭太	1:30.3	1.3/4	2	4.9	40.1	美浦加藤征弘	486(-4)
4	8	11	エイシンイワハシル	牡2	56.0	大山龍太	1:30.3	クビ	6	14.2	40.4	兵庫坂本和也	483(0)
5	6	7	ローズカリス	牝2	55.0	田口貫太	1:31.1	5	1	2.4	42.2	栗東大橋勇樹	433(-1)
6	5	5	エコロレーヴ	牡2	56.0	吉村智洋	1:31.2	クビ	4	5.1	42.7	栗東森秀行	503(+1)
7	5	6	クリスタルピット	牝2	55.0	竹村達也	1:32.3	7	12	777.9	41.3	兵庫坂本和也	458(0)
8	7	9	エイシンリガーズ	牡2	56.0	鴨宮祥行	1:32.5	1.1/4	9	175.1	42.5	兵庫橋本忠明	510(+7)
9	7	10	スペシャルチャンス	牡2	56.0	落合玄太	1:32.9	2.1/2	7	16.1	43.8	北海道田中淳司	425(-3)
10	4	4	サフラナール	牝2	55.0	土方颯太	1:35.2	大	11	757.9	43.4	兵庫高馬元紘	465(-7)
11	3	3	サンフラワームーン	牝2	55.0	井上瑛太	1:35.9	4	10	441.5	46.0	高知打越勇児	457(-2)
12	6	8	ストロングボンド	牡2	56.0	佐々木大	1:43.1	大	8	74.5	51.3	美浦菊川正達	440(-2)