ファンタジーステークス2025予想｜第30回KBS京都賞GⅢを徹底解析！傾向・注目馬・攻略ポイント！

2025.10.15

ファンタジーステークスは、
2歳牝馬（馬齢別定）を対象とする芝1400mの重賞競走で、若駒牝馬戦線における秋の主要戦線の一つです。

初施行：1996年
格付け：GⅢ（創設時よりGⅢ格）
距離：芝1400m（右回り）
施行場所：京都競馬場が基本。なお、2020〜2022年は京都競馬場改修のため阪神競馬場で施行された。
本番路線：このレースで好走した馬が、阪神ジュベナイルフィリーズ（2歳牝馬のGⅠ）などへステップを踏むケースが多い。

ファンタジーステークスは “2歳女王決定戦” の前哨戦的存在として注目度が高く、勝ち馬にはクラシック戦線での飛躍が期待されます。

【ファンタジーS】コース特徴（京都芝1400m）

ファンタジーSの舞台である京都芝1400m（外回り）は、以下の特徴・条件を持っています：

コース特性

直線の長さ：京都外回りコースでは直線が長く（およそ 328m → 404m など拡張になった年もある）ため、末脚が伸びる馬が有利。
下り坂・勾配：外回りだと3コーナー下り → 4コーナー上りの起伏が影響しやすく、コーナー立ち回りが重要。
内と外のコース取り：外回りという特性から、内側を回れる馬には有利な面がある。ただし、馬群が密集しやすく、外を回されると距離ロスや包まれのリスクも。
ペース・流れ：基本的には中〜高速ラップを想定。前半が速いと直線で脚を使う形になるケースあり。
馬場変動・重馬場適性：雨天時は馬場が渋りやすく、馬場適性やパワー型が有利になる。過去には雨の中での決着実績もあり。

このように、京都芝1400m外回りでは スピード＋持続力＋立ち回り力 の三位一体が求められます。

【ファンタジーS】過去10年の統計データ分析

以下は、過去10年ほどのファンタジーSの結果・データから読み取れる傾向・注目点です。

枠順傾向

過去データで、 4枠・6枠あたりの勝利数や連対率が目立つ年もある。
ただし、外枠（7枠・8枠）については、頭数構成次第で不利になるケースもあり、単純に枠で有利不利を断定するのは危険。
内枠を上手く使える馬には一定のチャンスあり。特に出遅れリスクを抑えたい馬は内枠がプラス。

脚質傾向

4コーナー時点で先行・好位の馬が押し切るパターンも多数。ただし、末脚型差し馬が直線で鋭く抜けてくるケースも多い。
過去20年では、逃げ馬・先行馬で決まるケースと、差し・追込からの逆転が両極端に起こるケースもある。
なお、4角10番手以下通過馬が1着になる年もあり、脚質だけで切れないレース。

距離実績・前走条件

ファンタジーS勝ち馬・好走馬の多くは、 前走で芝1400m以下での勝利経験 または 芝マイル戦で上がり実績のある馬。
新馬戦や未勝利戦を勝ち上がってきた馬の多くが上位に来ており、キャリア2戦以内で初勝利を挙げた素質馬も注目。
前走距離1400mからのステップアップ組が多く、距離延長への適性が問われる。

年齢・所属

牝馬限定・2歳戦であるため、すべての馬は2歳牝馬。
所属別では、栗東・美浦所属馬が中心。ただし地方馬・地方調教馬の激走例もあり、勢いを持つ馬は評価する余地あり。

【ファンタジーS】予想のポイント

過去傾向・コース条件を踏まえて、2025年のファンタジーステークスで特に注目したい視点を以下にまとめます。

🎯 チェックポイント①：芝1400m以下実績

過去傾向から、芝1400m以下で勝ち星がある馬、または上位実績のある馬を重視すべき。
この距離実績が無い馬は、適性面で割り引きも考慮。

🎯 チェックポイント②：先行力＋末脚両立型

京都芝1400m外回りでは、立ち回りと脚の持続力が問われます。
先行馬が多少粘ることもあるが、ラスト3ハロンで伸び切る力がないと差される。

🎯 チェックポイント③：枠順とスタートの安定性

スタートで後手を踏むタイプは厳しい。
内枠を引いた馬にプラス要素あり。ただし、包まれるリスクも想定。

🎯 チェックポイント④：前走内容と成長度

前走で好内容を含むレースを使ってきた馬、あるいは一変の可能性ある成長幅に期待できる馬を注目。
未勝利勝ち直後、または連勝中の勢い馬は侮れない。

🎯 チェックポイント⑤：馬場・天候適性

雨天・稍重馬場ならばパワー型、重馬場適性を持つ馬が浮上する可能性あり。
当日の馬場傾向を見て、適応能力がある馬を評価。