
京都競馬場は、独特の高低差を持つ3コーナーや、内外で性格の異なるコース設定、そしてリニューアルによる馬場の高速化など、多彩な要素がレース展開に影響を与える競馬場です。
これらの特徴を踏まえた上で、馬の脚質や枠順、騎手の戦術などを総合的に考慮することが、的中への近道となるでしょう。
目次
【京都競馬場】基本情報
レース場名 | 京都競馬場 |
URL | https://www.jra.go.jp/facilities/race/kyoto/ |
所在地 | 〒612-8265 京都府京都市伏見区葭島渡場島町32 |
電話番号 | 075-631-3131 |
交通・アクセス | ・京阪電鉄淀駅下車徒歩2分 ・JR山崎駅からバスで約20分 ・阪急電鉄西山天王山駅からバスで約15分 |
特徴 | 「淀の坂」と呼ばれる第3コーナーの坂が特徴的な競馬場 |
主催(施行者) | 日本中央競馬会 |
施設所有者 | 日本中央競馬会 |
【京都競馬場】主なレース
GⅠ
GⅡ
GⅢ
京都金杯 | シンザン記念 |
シルクロードステークス | きさらぎ賞 |
京都牝馬ステークス | ユニコーンステークス |
平安ステークス | 葵ステークス |
ファンタジーステークス | みやこステークス |
ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス | 京阪杯 |
J・GⅡ
京都ハイジャンプ |
J・GⅢ
京都ジャンプステークス |
【京都競馬場】主な特徴
コース構成と高低差
右回りコース:全てのレースは右回りで行われます。
芝コース:内回り(1周約1,783m)と外回り(1周約1,894m)があり、3コーナーから内外に分岐します。
高低差:
内回り:最大3.1m
外回り:最大4.3m
3コーナーの坂:向正面で緩やかに上り、3コーナーで一気に下る構造となっており、スピードの維持と騎手の技術が求められます。
2. 直線距離と脚質傾向
直線距離:
内回り:328.4m
外回り:403.7m
脚質傾向:
外回りでは直線が長いため、差し・追い込み馬が有利。
内回りでは直線が短く、先行・逃げ馬が有利とされていますが、実際のデータでは一概に言えない傾向も見られます。
3. 芝コースの幅員とコース設定
芝コースの幅員:最大38mと広く、A、B、C、Dの4つのコース設定が可能。
Aコース:最内柵
Bコース:Aコースから4m外側
Cコース:Aコースから7m外側
Dコース:Aコースから10m外側
これにより、馬場の傷みを分散させ、安定した馬場状態を保つことができます。
4. ダートコースの特徴
1周距離:約1,608m
直線距離:約329.1m
高低差:約3.0m
芝内回りコースの内側に位置し、コーナーや坂の状況は芝内回りコースと似ています。
【京都競馬場】馬場状態と改修後の影響
2023年のリニューアルでは、馬場の排水性とクッション性が大幅に改善されました。
これにより、雨天時でも極端な馬場悪化が起こりにくくなり、全体的に高速馬場化が進んでいます。
その結果、先行馬が上位に残るケースが増加し、馬の脚に負担の少ない走りやすい馬場へと改善されています。