全日本2歳優駿2025予想|地方VS中央、2歳ダート王者を歴代傾向×注目馬分析から攻略

JpnⅠ第76回全日本2歳優駿

全日本2歳優駿(ぜんにっぽんにさいゆうしゅん)は、2歳ダート馬の国内最高峰重賞であり、JpnⅠ格付けの重要な一戦です。

舞台は川崎競馬場・ダート1600m、負担重量は定量(牡馬56kg、牝馬1kg減)という条件です。

歴史をたどると、戦前の全日本三才優駿(1950年創設)を起源とし、距離や名称を経て現在の「全日本2歳優駿」となりました。

また、このレースは「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」シリーズの対象レースのひとつでもあり、将来の国際舞台を見据える素質馬にとって重要なステップ。

賞金も高額で、1着賞金は4200万円です。


【全日本2歳優駿】過去10年の傾向分析

本レースを攻略するうえで、過去10年(およそ2015〜2024年)における傾向を押さえておくことは非常に重要です。 

所属/キャリア

  • JRA所属馬の強さ
    過去10年で勝利した馬のうち、8勝がJRA所属。2着も9回を占めており、JRA勢が圧倒的に強い。 

  • 地方馬の台頭も無視できない
    地方馬も3着以内に絡むケースが多く、過去10年では3着以内に地方馬が7回。

  • 性別
    牡馬が中心。過去10年の1着は牡馬が多く(8回)。

人気・オッズ

  • 1番人気馬の好走率
    過去10年で1番人気は「5勝・1着率50%」「連対率60%」「複勝率80%」と非常に信頼度が高い。

  • 2〜3番人気も優秀
    2番人気・3番人気も複勝圏入りが多く、上位人気馬はかなり堅実に走る傾向がある。 

枠順・脚質

  • 枠順傾向
    枠順別の過去データを見ると、1枠~8枠まで幅広く勝利があり、極端な内外有利というよりは枠よりも馬の力が重要

  • 脚質
    先行・差し両方が有効。ただし、小回りの川崎コースでコーナーのタイトさを考えると、先行勢が有利になりやすい

  • 前走実績
    過去、前走で1着だった馬が非常に強く、連対馬の多くが前走勝ちだった。
     
  • 出走馬の完成度
    2歳という若さを考えると、ある程度早熟・完成度の高い馬が勝ち切る傾向がある。


【全日本2歳優駿】コース特徴(川崎ダート1600m)

レースは川崎競馬場・左回り1600m。 
スタートはポケット地点(4コーナー奥あたり)からで、最初のコーナーまでの距離は約500m。

前半は距離があるため、序盤に位置取りを取る余地があるが、ペースが落ち着きやすく、レースの流れを読むことが重要。 

また、小回りでコーナーがタイトな部分が多いため、コーナリングの巧さや器用さも求められる。


【全日本2歳優駿】過去の注目馬と勝ち馬

いくつか過去の勝ち馬・注目馬を見返すと、本レースがどれだけ将来性のある2歳馬の登竜門かが分かります。

  • ミリアッドラヴ(2024年)
    2024年の勝ち馬。2番人気での勝利。 

  • フォーエバーヤング(2023年)
    1番人気で圧勝。 

  • デルマソトガケ(2022年)
    一気の伸びで勝利。 

  • 歴代の偉大な先輩
    過去には、アグネスワールド(1997年)、アグネスデジタル(1999年)、ユートピア(2002年)などが勝利。これらは後にGⅠや国際舞台でも活躍。


【全日本2歳優駿】注目の出走予定馬

2025年の出走予定馬について、公表されている情報と注目ポイントを整理します。※注:現時点では確定情報が限定的

  • タマモフリージア(JRA)
    → JBC2歳優駿1着馬。中央からの参戦で能力の高さが見込まれる。 

  • フルールドール(JRA)
    → JBC2歳優駿2着。安定感と前走実績が魅力。

  • ベストグリーン(地方・北海道)
    → 鎌倉記念1着馬。地方所属ながら地力を示しており、地方馬の台頭も過去の傾向から可能性がある。 

  • ハンデンドレイク(地方)
    → 鎌倉記念2着。地方での成績と経験が武器となる。

  • ロードレイジング(地方・船橋)
    → 平和賞勝ち馬。地方交流戦線で能力を見せており、舞台適性を問いたい。

  • ゼーロス(地方・大井)
    → ハイセイコー記念勝ち馬。瞬発力、地元経験がプラス材料になりうる。

  • パイロマンサー(JRA)
    → もちの木賞勝ち。中央で実績があり、川崎でも十分勝負になる素材。

予想と展望

これらのデータ・出走馬をもとに、全日本2歳優駿2025 の予想を立てます。

予想馬名見解
タマモフリージアJBC2歳優駿を制し、能力面での信頼度は非常に高い。
JRA所属で実績も十分。人気になる可能性が高く、1番人気~上位人気に落ち着く可能性もある。
川崎の小回り・コーナーを器用にさばく点、1600mでの持続力がカギになるが、前走での内容を鑑みれば有力。
フルールドールJBC2歳優駿で2着。地力・完成度が高く、安定感がある。
川崎に対応できるか、脚質と位置取り次第で浮上のチャンス。
ベストグリーン鎌倉記念1着の地方馬。地方勢の台頭傾向を考えると無視できない。
騎手・調教次第で上位食い込みの可能性あり。特に人気が割れた場合は穴として狙いたい。
ゼーロスハイセイコー記念勝ち馬。地方での経験と勝ちパターンが魅力。
先行脚質、または中団からの差しでも展開次第でチャンス。
ロードレイジング平和賞勝ち馬。船橋所属で地方での経験豊富。
川崎の流れに乗れば展開有利。人気薄なら押さえたい。

リスク・注意点

  • 当日の天候・馬場:川崎競馬場のダート条件は、馬場の状態によって走り方が変わる。特にコーナー区間で脚を取られる可能性も。

  • 枠順の影響:内枠か外枠かによって展開が大きく変わる。過去データでは枠の極端な有利不利はないが、位置取りの取り方次第で勝負が分かれやすい。

  • 2歳馬の成長度合い:2歳戦らしく、完成度・素質の差がそのまま出る可能性がある。特に地方馬は中央馬に比べて成長曲線が異なる。

  • 想定外の伏兵:地方からの参戦馬や、新顔の素質馬が侮れない。出走馬確定後に展望を再チェックすることが重要。


【全日本2歳優駿】まとめポイント

  • 全日本2歳優駿2025 は、JRA所属馬が中心になることが見込まれるが、地方馬の激走も十分に視野に入る。

  • タマモフリージアが本命として最有力。JBC2歳優駿勝利の実績と完成度の高さが強み。

  • 対抗・穴馬には、フルールドール、ベストグリーン、ゼーロスあたりが魅力。特に地方馬の台頭や展開次第で波乱も。

  • 馬券は堅めの組み立てを基本に、3連単などで穴を絡めた買い目を用意する戦略が有効。


【全日本2歳優駿】第76回2025年12月17日

12月15日更新予定です。


注目馬

12月16日更新予定です。


結果


払戻


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【全日本2歳優駿】みんなの口コミ

2025年11月21日

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