正月恒例のばんえい競馬最高峰レース
2026年1月2日に帯広競馬場で開催される「帯広記念」は、ばんえい競馬におけるBG1（ばんえいグレード1） に格付けされている伝統の重賞競走です。
正月開催の目玉レースとして知られ、毎年トップクラスの実力馬が集結するため、実質的な年度代表馬決定戦の一つとも言える重要な一戦です。
帯広記念は、単なるスピードや瞬発力だけでなく、
馬体重1000kg超のパワー
重量を引きずりながら障害を越える持久力
騎手の仕掛けどころ
馬場水分量（軽馬場・重馬場）
といった ばんえい競馬特有の要素 が色濃く反映されます。
そのため、予想難易度は高いものの、しっかりと傾向を掴めば馬券妙味も非常に大きいレースです。
目次
【帯広記念】レース概要
開催日：12月30日
競馬場：帯広競馬場
格付け：BG1
距離：直線200m
条件：3歳オープン
負担重量：定量（730kg、牝馬20kg減）
賞金：1着約300万円
3歳馬にとっては、ここまでの成長の集大成とも言える条件。
夏場から一気に力をつけてきた馬が多く、直前の成長度合いが非常に重要になります。
【帯広記念】コース特徴と特殊性
帯広競馬場は、日本で唯一の「ばんえい競馬」専用競馬場です。
コースは直線200mで、途中に第1障害（高さ1.0m前後） と 第2障害（高さ1.6m前後） が設けられています。
帯広記念では、
出走馬の格が高く
斤量が重く設定される
ゴール前の持久力勝負になりやすい
という特徴があります。
特に注目すべきなのが 第2障害の越え方 です。
ここで一気に越える馬もいれば、あえて止めて息を入れ、ゴール前で再加速する馬もいます。
この判断は騎手の経験と馬の個性による部分が大きく、実績騎手の存在が極めて重要 になります。
【帯広記念】過去傾向と分析
帯広記念の過去傾向から、以下のポイントが見えてきます。
① 人気馬が比較的強いが、絶対ではない
BG1らしく上位人気馬が馬券に絡むケースは多いですが、2〜4番人気の逆転勝利や、伏兵の2・3着突入 も珍しくありません。
② 障害巧者が圧倒的に有利
平地スピード型よりも、
障害で止まらない
重量に耐えられる
一度止まっても再加速できる
こうした馬が結果を残しています。
③ 高重量実績が最重要ファクター
帯広記念は負担重量が非常に重く設定されるため、過去に重賞で重い斤量を背負って好走した経験 がある馬は信頼度が高くなります。
【帯広記念】注目馬候補
※出走想定を前提とした予想視点です。
注目馬①：重量実績抜群の王道路線馬
近年の重賞で安定して上位争いをしている馬は、やはり中心視が妥当です。
特に、
帯広記念と同条件に近い重賞で好走
第2障害を一腰で越えられる
こうした馬は 勝ち切る力を持っています。
注目馬②：障害巧者の叩き上げタイプ
派手な戦績はなくても、
障害で崩れない
レース後半で確実に伸びる
タイプは、ヒモ荒れ要員として非常に重要 です。
帯広記念では「最後まで止まらない馬」が2・3着に食い込むケースが多く見られます。
注目馬③：成長力ある上がり馬
近走で明らかに内容が良化している馬も軽視できません。
特に年末開催で重賞やオープン特別を好内容で走ってきた馬は、一気のBG1制覇も十分に考えられます。
【帯広記念】展開予想｜勝負を分けるポイントは第2障害
2026年帯広記念の展開を考える上での最大のポイントは、「第2障害で無理をしないこと」です。
前半から積極的に行き過ぎると、第2障害で完全に止まり、ゴール前で失速するケースが非常に多くなります。
理想的な勝ちパターンは、
第1障害は無難に通過
第2障害は一腰〜二腰で越える
ゴール前50mで再加速
この形を作れる馬と騎手の組み合わせが、最も信頼できます。
【帯広記念】馬券戦略｜「一点勝負」より「組み立て型」
帯広記念は配当妙味が出やすいレースのため、以下のような馬券戦略がおすすめです。
◎本命＋○▲△への流し
中心馬を軸に据えつつ、
障害巧者
重量実績馬
展開向きそうな差し馬
へ広く流すのが王道です。
○馬連・三連複重視
ばんえい競馬では着差が僅差になりやすく、三連複の組み合わせ次第で高配当 が狙えます。
【帯広記念】まとめ｜2026年は「実績＋障害力」が全て
2026年の帯広記念は単なる能力比較ではなく、
高重量への対応力
障害での安定感
騎手の経験値
これらが結果を大きく左右する一戦となります。
正月開催の大舞台でこそ、堅実な予想と冷静な馬券戦略 が重要です。
ぜひこの記事を参考に、2026年最初のばんえいBG1「帯広記念」を存分に楽しんでください。
【帯広記念】第48回2026年1月2日
出走馬確定次第更新いたします。
注目馬
レース前日に更新予定です。
結果
払戻
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