
2026年11月18日(水)、大井競馬場で第59回ハイセイコー記念が開催されます。
ハイセイコー記念は、南関東所属の2歳馬によって争われるSⅠ競走。年末の2歳ダート王決定戦である全日本2歳優駿JpnⅠへ向けた重要な一戦であり、南関東の若駒にとって大きな目標となるレースです。
舞台となる大井ダート1600mは内回りコースを使用。コーナーが4つあり、外回りに比べてコーナーがきつく、直線も短いため、スピードだけでなく、コーナーでの立ち回りや先行力、位置取りが重要になります。
今回は過去10年データをメインに振り返り、人気・年齢・所属・前走の傾向から、2026年の予想で重視したいポイントを整理するとともに、レース当日には買い目予想を公開いたします。

【 ハイセイコー記念】レース概要
| レース名 | 第59回 ハイセイコー記念 |
| 開催日 | 2026年11月18日(水) |
| 競馬場 | 大井競馬場 |
| グレード | SⅠ |
| コース | ダート1600m |
| 出走条件 | サラ系2歳・南関東所属 |
| 1着賞金 | 3000万円 |
| 補足 | 創設から2000年までのレース名は「青雲賞」 2001年から名馬ハイセイコーの名前が付けられたが、 同馬の1972年第5回の勝ちタイム(1:39.2)レコードは未だに破られてない |
【 ハイセイコー記念】大井ダート1600mのコース特徴

ハイセイコー記念が行われる大井ダート1600mは、内回りコースを使用します。
外回りと比較してコーナーがきつく直線も短く、4コーナーからゴールまでの直線は286mで、スタート地点はゴール前の約200m地点。スタート後に一度ゴール前を通過し、コースを一周する形となります。
このコースでは、逃げ・先行馬が基本的に有利。コーナーでの立ち回りが重要となり、後方から直線だけで差し切るには相応の能力が必要となります。
一方、差し馬でもコーナーでスムーズに進出できれば十分に届きます。単純に逃げ馬だけを評価するのではなく、好位を確保できる器用さや、早めに動ける機動力を重視したいと言えます。
2歳馬の場合、スタートや折り合いに課題を抱える馬もいるため、過去のレースでどのような位置取りをしていたかを確認することが重要です。
【 ハイセイコー記念】過去データ分析
近年の優勝馬を振り返ると、重賞実績のある馬や、早い時期から競馬経験を積んできた馬が結果を残しています。
| 年 | 優勝馬 | 人気 |
|---|---|---|
| 2025年 | ゼーロス | 1番人気 |
| 2024年 | スマイルマンボ | 1番人気 |
| 2023年 | ダテノショウグン | 1番人気 |
| 2022年 | マンダリンヒーロー | 3番人気 |
| 2021年 | ノブレスノア | 2番人気 |
| 2020年 | アランバローズ | 3番人気 |
| 2019年 | ゴールドビルダー | 2番人気 |
| 2018年 | ラプラス | 2番人気 |
| 2017年 | ハセノパイロ | 3番人気 |
| 2016年 | ミサイルマン | 1番人気 |
直近10年では、優勝馬はすべて3番人気以内。人気上位馬が勝ち切る傾向が強く、波乱を狙う場合も1着候補は実績馬から選ぶのが基本となります。
一方で、3着には人気薄が食い込むケースもあり、馬券を組み立てる際は相手候補を広げる余地があると言えます。
過去10年の人気別成績
東京シティ競馬が公表している過去10年の人気別成績は以下のとおりです。
| 人気 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 3-2-0-5 | 50.0% |
| 2番人気 | 3-3-0-4 | 60.0% |
| 3番人気 | 4-1-1-4 | 60.0% |
| 4番人気 | 0-2-2-6 | 40.0% |
| 5番人気 | 0-1-1-8 | 20.0% |
| 6番人気以下 | 0-1-6-74 | 8.6% |
注目したいのは、1〜3番人気の馬が過去10年の勝ち馬をすべて占めていることです。
特に3番人気は4勝を挙げており、勝率40.0%。1番人気や2番人気だけでなく、3番人気までを勝ち馬候補として考える必要があると言えます。
一方、4番人気以下は勝利がなく、6番人気以下も2着1回・3着6回にとどまっています。
この傾向から、ハイセイコー記念では大穴の頭固定よりも、上位人気馬を1着候補に据え、3着に伏兵を加える馬券構成が合うと言えます。
所属別成績|船橋・浦和所属馬に注目
所属別の成績では、船橋と浦和の好走率が目立ちます。
| 所属 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 大井 | 6-6-2-67 | 17.3% |
| 船橋 | 3-1-2-13 | 31.6% |
| 浦和 | 1-3-5-12 | 42.9% |
| 川崎 | 0-0-1-9 | 10.0% |
勝利数では大井所属馬が6勝と最多ですが、3着内率では浦和所属馬が42.9%、船橋所属馬が31.6%と、大井所属馬を上回っています。
大井所属馬は出走頭数が多いため勝利数も多くなっていますが、好走率という観点では船橋・浦和所属馬を軽視でききません。
特に船橋所属馬は、過去10年で1番人気になった馬がいない中で3勝を挙げています。地元大井所属馬に比べて人気になりにくい傾向があるなら、馬券的な妙味も期待できます。
浦和所属馬も3着内率が高く、相手候補として積極的に検討したいところです。
馬番別成績|SⅠ昇格後は4〜11番が優勢
馬番別成績も重要なポイントです。
過去10年全体では、馬番4〜11番の好走率が高いが、SⅠに昇格した2020年以降の5年間に絞ると、さらに傾向がはっきりとしています。
| 馬番 | 過去10年の成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 1〜3番 | 1-2-2-25 | 16.7% |
| 4〜11番 | 8-5-7-56 | 26.3% |
| 12〜16番 | 1-3-1-20 | 20.0% |
さらに、SⅠ昇格後の過去5年では以下の成績となっているます。
| 馬番 | SⅠ昇格後5年の成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 1〜3番 | 0-0-1-14 | 6.7% |
| 4〜11番 | 5-5-4-23 | 37.8% |
| 12〜16番 | 0-0-0-8 | 0.0% |
近年は馬番4〜11番の好走が目立ち、内外の極端な番号に入った馬は苦戦しています。
2歳馬にとって、大井内回り1600mでの位置取りは重要。内枠で包まれるリスクや、外枠からコーナーで距離ロスが生じる可能性も考える必要があります。
枠順確定後は、4〜11番に入った実績馬を優先的にチェックしたいところです。
前走着順別成績|7着以下からの巻き返しは厳しい
前走の着順は、ハイセイコー記念を予想するうえで特に重要なデータとなる。
| 前走着順 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 1〜6着 | 10-10-10-87 | 25.6% |
| 7着以下 | 0-0-0-14 | 0.0% |
過去10年では、前走7着以下から本走で3着以内に入った馬は1頭もいませんでした。
2歳馬は成長途上であり、レース経験や相手関係によって着順が大きく変わることもありますが、ハイセイコー記念では前走で大きく敗れた馬の巻き返しは難しい傾向にある、という事がデータから分かります。
この事から基本的には、前走6着以内の馬を中心に評価と言えます。
特に前走で勝利している馬や、重賞で上位争いを演じてきた馬は有力候補となります。
前走距離別成績|1400m超の経験がプラス
前走の距離にも注目していきます。
| 前走距離 | 過去10年の成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 1400m以下 | 3-3-2-45 | 15.1% |
| 1400m超 | 7-7-8-56 | 28.2% |
前走1400m超の馬は、3着内率28.2%。1400m以下の馬の15.1%を大きく上回っています。
SⅠ昇格後の過去5年でも、1400m超の馬は3着内率30.8%、1400m以下の馬は14.3%となっています。
今回の舞台は大井ダート1600m。短距離戦でのスピードだけでなく、マイル前後の距離に対応できるスタミナや持続力が求められます。
前走が1200mや1400mだった馬よりも、1500m・1600m・1700mなどを経験している馬を高く評価したいです。
ゴールドジュニアの好走馬は要チェック
ハイセイコー記念の前哨戦として注目したいのが大井競馬(SⅢ)である「ゴールドジュニア」です。
過去10年のゴールドジュニアにおける着順別成績は以下のとおり。
| ゴールドジュニアの着順 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 4着以内 | 3-4-2-15 | 37.5% |
| 5着以下 | 0-0-0-8 | 0.0% |
| 不出走 | 7-6-8-78 | 21.2% |
ゴールドジュニアで4着以内に入っていた馬は、ハイセイコー記念でも好走する傾向があります。
さらに、2018年以降の過去7年に限ると、ゴールドジュニア4着以内の馬は3着内率60.0%。前哨戦で結果を残した馬は、今回も上位争いを期待できます。
ただし、ゴールドジュニアに出走していない馬が7勝していることから、同レースに出走していない馬を軽視する必要はありません。
重要なのは、ゴールドジュニアで好走しているかどうかに加え、他のレースで同等以上の能力を示しているかという点です。
鎌倉記念組は好走率が高い
南関東の主要重賞では、川崎の(SⅡ)鎌倉記念にも注目で、過去10回の成績は以下のとおり。
| 前哨戦 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| ゴールドジュニア | 3-4-2-22 | 29.0% |
| 鎌倉記念 | 1-1-5-5 | 58.3% |
| 平和賞 | 0-1-2-9 | 25.0% |
鎌倉記念組は3着内率58.3%と高い数字を記録している事が分かります。
特に鎌倉記念で5着以内だった馬に絞ると、過去10回で1-1-4-2という成績で好走率は非常に高く、ハイセイコー記念でも注目したいローテーションです。
一方、平和賞組は前走で好走していても、ハイセイコー記念では苦戦するケースがあります。
前走の着順だけで判断せず、どのレースを経由してきたか、相手関係はどうだったかまで確認です。
デビュー時期・キャリア別成績
2歳戦では、デビュー時期や出走経験も能力を判断する材料となります。
| デビュー時期 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 4月 | 1-2-0-8 | 27.3% |
| 5月 | 2-3-3-18 | 30.8% |
| 6月 | 3-5-1-24 | 27.3% |
| 7月 | 3-0-3-24 | 20.0% |
| 8月 | 1-0-3-19 | 17.4% |
| 9月以降 | 0-0-0-8 | 0.0% |
デビュー時期では、7月までにデビューしている馬が中心となります。
9月以降にデビューした馬は、過去10回で3着以内がなく、早い時期から競馬を経験している馬が優勢です。
もちろん、デビューが遅い馬でも素質の高い馬はいますが、実戦経験の差が出やすい2歳戦では、早めにデビューしていることもプラス材料になります。
出走数別成績
| 出走数 | 成績 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 2戦以下 | 1-0-1-19 | 9.5% |
| 3戦 | 6-1-2-25 | 26.5% |
| 4戦 | 2-4-2-17 | 32.0% |
| 5戦 | 1-3-1-17 | 22.7% |
| 6戦以上 | 0-2-4-23 | 20.7% |
出走数では3〜4戦の馬が好成績を残しています。
特に4戦の馬は3着内率32.0%で最も高く、一定の実戦経験を積みながら、使い込まれすぎていない馬が狙い目となります。
2戦以下の馬は経験不足が課題となりやすく、6戦以上の馬はレース数が多いことによる消耗も考えたいところです。
ただし、出走数だけで能力を判断するのではなく、これまでの相手関係や勝ち方も含めて評価する必要があります。
【 ハイセイコー記念】予想ポイント
現段階では出走馬・枠順が確定していないため、具体的な馬名を挙げるのではなく、過去のデータから狙いたい馬の条件を整理します。
| 注目項目 | 理由 |
|---|---|
| ✅1〜3番人気が予想される実績馬 | 過去10年の勝ち馬はすべて3番人気以内。 特に3番人気は4勝を挙げており、1番人気だけに偏らず、上位人気の中から能力と条件が合う馬を選びたい。 |
| ✅船橋・浦和所属馬 | 所属別の3着内率では浦和42.9%、船橋31.6%と、大井17.3%を上回る。 大井所属馬の出走数は多いものの、好走率では船橋・浦和所属馬に魅力がある。人気が落ち着くようなら、積極的に狙いたい。 |
| ✅前走6着以内、特に1400m超のレースを使った馬 | 前走7着以下の馬は過去10年で3着以内がなく、前走6着以内が基本条件となる。 さらに、前走1400m超の馬は3着内率28.2%と優秀。距離経験と前走内容を両立している馬を評価したい。 |
| ✅ゴールドジュニア4着以内・鎌倉記念好走馬 | ゴールドジュニア4着以内の馬は3着内率37.5%。近年の過去7年に限定すると60.0%まで上昇する。 鎌倉記念で5着以内だった馬も好走率が高く、南関東の主要重賞を経由した馬は見逃せない。 |
| ✅デビューが早く、キャリア3〜4戦の馬 | 4月〜7月にデビューし、3〜4戦程度の経験を積んでいる馬はデータ面で好材料がそろう。 早い時期から実戦経験を積み、重賞や特別戦で結果を残している馬を上位に評価したい。 |
【 ハイセイコー記念】まとめ
第59回ハイセイコー記念は、過去10年のデータから上位人気馬を中心に考えたいレースと言えます。
特に注目したいのは、以下の条件となります。
- 1〜3番人気が予想される実績馬
- 船橋・浦和所属馬
- 前走6着以内
- 前走1400m超のレースを経験
- ゴールドジュニア4着以内
- 鎌倉記念で5着以内
- 4〜7月デビューでキャリア3〜4戦
- 馬番4〜11番に入った馬
馬券構成では、1〜3番人気の実力馬を1着候補に据え、船橋・浦和所属馬や前哨戦好走馬を相手に加える形が基本と考えます。
また、過去10年では3着に人気薄が入るケースも見られるため、3連系の馬券では穴馬を3着候補として検討する余地があります。
最終的には、出走馬の確定後に各馬の前走内容、距離適性、所属、デビュー時期、キャリア、枠順を照らし合わせて狙い馬を絞り込みます。
データ上の結論は「上位人気・船橋浦和所属・前走好走・1400m超の経験」を重視すること。 2歳戦らしい成長力も考慮しながら、全日本2歳優駿へ向けた南関東の有力馬を見極めていきます。
【 ハイセイコー記念】出走馬
【 ハイセイコー記念】買い目予想
| 予想印 馬名・成績 | 見解 |
|---|---|
| ◎本命 | |
| ○対抗 | |
| ▲単穴 | |
| △連下 | |
| ☆穴馬 |
買い目
| 馬連 | 3連複 |
|---|---|
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