
エーデルワイス賞は、
ホッカイドウ競馬(門別競馬場)で行われる 2歳牝馬限定・ダート1200m(右・外) の交流重賞競走です。
所属:地方・中央馬混合の指定交流重賞
格付:JpnⅢ(ダートグレード競走)
出走資格:2歳牝馬(サラブレッド系)
距離:ダート1200m(右回り、外側コース使用)
1着賞金(勝利賞金):2,000万円
過去の施行場・距離の変遷:かつて札幌・旭川などで別距離で行われていた年もあり、2009年以降は門別・1200mで定着
第1回施行は1998年。長年、2歳牝馬ダート重賞としての位置を確立。
このレースは、地方競馬所属馬の勝利が多いところが特徴のひとつで、2024年までの勝ち馬内訳では地方所属馬15頭、JRA所属馬12頭となっています。
また、地方2歳牝馬のダート重賞としては数少ない存在で、若駒の登竜門的なレースという性格が強く、将来性を問われる舞台でもあります。

目次
【エーデルワイス賞】コース特徴(門別ダート1200m)
門別競馬場・ダート1200m(右回り・外回り)という舞台には、以下のような特徴と注意点があります。
コース構造・流れの傾向
スタートから1~2コーナーまでは比較的直線が短く、ポジション争いは激しくなりがち。
外回りコースを使うため、距離ロスを避ける立ち回りが重要。内をロスなく走れる馬が有利。
ダート1200mはスプリント戦で、スタート直後の加速力や好位取り能力が大きな武器になる。
ペースの変動が激しいこともあり、前半速くなるか、後傾ラップになるか読み合いがカギ。
晩秋の門別は馬場が乾燥しやすく、時計が出やすいダートとなることも多い。
距離・適性
1200mは短距離ダートの定番距離。2歳馬でダート適性を示している馬にとって、スプリント力が重視される。
ただし、馬体が未完成な若駒ゆえ、勢いだけでなく、馬の余力や仕上がり度も見逃せない。
芝からダートに転向した馬や未経験ダート馬も出走することがあり、その適性差が明暗を分けることも。
所有所属の違い
地方馬が強さを見せる例も多く、JRA馬だからといって必ず優勢とは言えない。競走馬の普段使い慣れている環境にも左右されやすい。
地方勢の出走は多く、地元適性・場慣れがアドバンテージになる可能性あり。
【エーデルワイス賞】過去の統計と傾向
過去のデータをもとに、エーデルワイス賞における傾向を以下に整理します。
人気馬・オッズ別傾向
1番人気馬の信頼度は中程度。過去には1番人気で勝つケースもあるが、外れも目立つ。
中人気馬(2〜4番人気)が馬券圏に多く顔を出すパターンあり。
10番人気以下の激走もあるため、波乱要素を抑えるべき。たとえば2023年には10番人気馬が勝利した例も。
枠順別傾向
楽天競馬での分析によれば、6枠以降の実績がやや目立つ傾向も見られる。外枠に偏った成績が多くなっている年もある模様。
ただし、内枠でも実績ある馬が優位に動けるケースもあり、枠順一辺倒にはならない。
過去優勝馬から見る特徴
2024年は ミリアッドラヴ が優勝。無敗で重賞初勝利という勢いをそのまま発揮した。
2023年は モズミギカタアガリ(10番人気)が勝利する波乱が起きており、穴馬の台頭もありうるレース。
過去数年の勝ち馬には「前傾ラップをこなした馬」「道中ロス少ない馬」が多い。
決まり手・脚質傾向
逃げ・先行馬も勝つが、差し馬の決め脚が勝敗を分けるケースが多い。
上がり3ハロン最速馬が勝利するケースも複数あり、末脚性能は要チェック。
先行力+持続力型、差し兼備型に分がある。
【エーデルワイス賞】予想のポイント
これまでの分析を踏まえ、2025年のエーデルワイス賞で注目すべき視点と予想のファクターを整理します。
①:ダートスプリント適性
1200mという距離では、加速力・ダッシュ力が大きなアドバンテージになります。
特に2歳牝馬でダート実績がある馬や、父系にダートスプリント血統を持つ馬は評価を上げたい。
②:スタートとポジション取り
スタート直後にコーナーが来やすい構造なので、良い発馬を切れる馬や、前半からポジションを確保できる馬が有利になります。
前を走る馬が速くなると差し馬にはロスが出やすいため、ロスなく立ち回れる馬に注目。
③:先行馬 vs 差し馬の対比
逃げ・先行馬が残る可能性もありますが、差し馬の末脚が決まる展開になれば後方勢が突っ込むシーンも。
馬券戦略としては、先行有利馬を抑えつつ、差し馬の台頭を読んでおきたい。
④:所属・環境適性
地方馬が活躍してきた舞台であるため、JRA所属馬でも地方競馬未経験の馬は慎重視。
地元北海道や門別コースを経験している馬ならプラス材料。
また、夜間開催・門別の白い砂質への適応性もチェックしたい。
⑤:調教・仕上がり・前走内容
2歳馬ということもあり、調教内容・前走成績・馬体の完成度が勝負を左右する一枚です。
特に地方→地方路線を使ってきた馬と中央→地方転戦馬の仕上がり差が重要になる可能性大。
【エーデルワイス賞】注目点まとめ
現時点で正式な出馬表がないため、過去成績や傾向から注目したい馬のタイプをいくつか挙げます。
地方2歳牝馬で複数勝ち上がり実績あり
中央所属から交流重賞挑戦する素質馬
前走でダートスプリント好タイムを出した馬
門別・北海道の競馬場実績ある馬
差し脚鋭く、末脚勝負できる馬
これらのステータスを満たす馬は、2025年版のエーデルワイス賞で注目候補になりやすいでしょう。
予想の基本は「実績上位の中央勢から、地方勢はヒモで3着付け」。
人気馬が強いレースですが、データを踏まえれば堅い決着でも高配当を狙う組み立ても可能です。
まとめと展望
エーデルワイス賞(JpnⅢ)は、2歳牝馬のダートスプリント重賞として非常に興味深いレースです。地方馬と中央馬が競い合う交流の場として、拡がりのある舞台ともいえます。
距離1200mであるがゆえのスピード適性と加速力
スタートとポジションの取り合い、コース取り力
先行馬・差し馬双方の戦略を想定
所属・馬場適性・仕上がり度合いの確認
【エーデルワイス賞】第28回2025年10月30日
| 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | タイセイフレッサ | 牝2 | 55.0 | 斉藤新 | 31.0 (6人気) |
| 2 | アパタイトテソーロ | 牝2 | 55.0 | 吉田隼人 | 5.2 (2人気) |
| 3 | ビッグカレンルーフ | 牝2 | 55.0 | 石川倭 | 127.6 (10人気) |
| 4 | カイシンパジェント | 牝2 | 55.0 | 桑村真明 | 25.2 (5人気) |
| 5 | アヤサンジョリーン | 牝2 | 55.0 | 安藤洋一 | 401.1 (11人気) |
| 6 | リュウノフライト | 牝2 | 55.0 | 小野楓馬 | 1.3 (1人気) |
| 7 | トウカイマシェリ | 牝2 | 55.0 | 鮫島克駿 | 19.6 (4人気) |
| 8 | ミスティライズ | 牝2 | 55.0 | 阿部龍 | 9.6 (3人気) |
| 9 | エムティリオ | 牝2 | 55.0 | 山本聡哉 | 66.6 (9人気) |
| 10 | タケノルル | 牝2 | 55.0 | 宮内勇樹 | 45.0 (7人気) |
| 11 | ミスバレンシア | 牝2 | 55.0 | 落合玄太 | 47.5 (8人気) |
注目馬
◎ リュウノフライト
地元・門別所属で、2歳牝馬として3戦3勝の無敗街道。
昨今の傾向では、1200mダートの2歳牝馬重賞で“地元勢+道営馬”が勝つケースもあり、地の利が活きるレースです。
展開面でも脚質・対応力ともに優れており、中心視できる存在と判断します。
○ アパタイトテソーロ
中央(美浦)所属で、芝で勝ち上がり後、初ダートという条件ながら血統面・適性面でダート替わりに注目されている一頭。
「父 スワーヴリチャード × 母父 ヘニーヒューズ」という配合で、ダートでも通用しそう、という評価が出ています。
地元馬の壁を破れるかが鍵ですが、穴~2番手候補として十分に抑えたいです。
▲ トウカイマシェリ
芝1200mで勝利実績あり、今回が初のダート挑戦という点で適性未知数ながら「変わり身に期待」という声も。
血統面でも「父 ドレフォン × 母系にキングカメハメハ」という点でパワーの可能性あり。
ただし「ダート1200m・交流重賞」という舞台に対して、適性が未知というリスクがあります。穴馬扱いで抑えたいです。
レース展開・傾向
このレースは「2歳牝馬・ダート1200m・地方+中央交流」という条件。過去10年で道営(北海道・地方)所属馬の勝利が多数出ており、地元有利の傾向があります。
コース形態として、門別1200m(外回り)では、スタートからカーブまで直線があり、その後も長い直線という構成。進出力とトップスピード維持力が問われる舞台です。
枠順・スタートが鍵。特に1枠・内枠の馬は砂を被る・出負けするリスクが指摘されており、スタートが上手くいかないと厳しいというデータあり。
本命・対抗・穴の構成
本命:リュウノフライト → 無敗+地元+この舞台適性という点を重視。
対抗:アパタイトテソーロ → 中央所属でダート替わりも魅力。
穴:トウカイマシェリ → 適性未知も“変わり身”の可能性あり。
その他、「抑え」で地元馬の ミスティライズ なども考慮に入れたいです。
馬券戦略案
馬連・3連複のメインラインとして「リュウノフライト」中心。
例: ◎リュウノフライト → 〇アパタイトテソーロ → ▲トウカイマシェリ配当妙味を狙うなら、穴枠で「トウカイマシェリ」を絡めてワイド・3連複のヒモ穴に。
地元馬+中央馬の組み合わせ注意。地方馬が勝利するケースも多く、油断できません。
結果
| 着 順 | 枠 | 馬 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 人 気 | 単勝 オッズ | 後3F | 厩舎 | 馬体重 (増減) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 6 | リュウノフライト | 牝2 | 55.0 | 小野楓馬 | 1:12.7 | 1 | 1.3 | 37.1 | 北海道山口竜一 | 456(+4) | |
| 2 | 6 | 7 | トウカイマシェリ | 牝2 | 55.0 | 鮫島克駿 | 1:13.0 | 1.1/2 | 2 | 6.8 | 37.4 | 栗東高柳大輔 | 462(+14) |
| 3 | 1 | 1 | タイセイフレッサ | 牝2 | 55.0 | 斉藤新 | 1:13.4 | 2 | 3 | 9.2 | 37.5 | 美浦斉藤誠 | 468(+6) |
| 4 | 3 | 3 | ビッグカレンルーフ | 牝2 | 55.0 | 石川倭 | 1:13.6 | 3/4 | 6 | 26.3 | 37.3 | 北海道米川昇 | 440(-4) |
| 5 | 7 | 8 | ミスティライズ | 牝2 | 55.0 | 阿部龍 | 1:14.5 | 4 | 5 | 22.6 | 37.6 | 北海道角川秀樹 | 470(+15) |
| 6 | 8 | 10 | タケノルル | 牝2 | 55.0 | 宮内勇樹 | 1:14.7 | 1 | 8 | 54.3 | 38.9 | 北海道川島洋人 | 462(+6) |
| 7 | 5 | 5 | アヤサンジョリーン | 牝2 | 55.0 | 安藤洋一 | 1:15.2 | 2.1/2 | 11 | 430.9 | 38.9 | 北海道五十嵐冬 | 458(0) |
| 8 | 2 | 2 | アパタイトテソーロ | 牝2 | 55.0 | 吉田隼人 | 1:15.7 | 2.1/2 | 4 | 9.4 | 39.7 | 美浦畠山吉宏 | 424(+16) |
| 9 | 4 | 4 | カイシンパジェント | 牝2 | 55.0 | 桑村真明 | 1:15.8 | クビ | 10 | 160.0 | 38.9 | 北海道角川秀樹 | 460(-4) |
| 10 | 7 | 9 | エムティリオ | 牝2 | 55.0 | 山本聡哉 | 1:16.5 | 3 | 9 | 105.4 | 40.9 | 北海道角川秀樹 | 430(+20) |
| 11 | 8 | 11 | ミスバレンシア | 牝2 | 55.0 | 落合玄太 | 1:16.8 | 1.1/2 | 7 | 26.6 | 40.8 | 美浦武井亮 | 472(-8) |
払戻

【エーデルワイス賞】口コミ投稿する
【エーデルワイス賞】みんなの口コミ
あやねという予想家はアパタイトテソーロを「消し馬」にしてます
ほぼほぼ人気順で決まりそう
5番まで抑えれば間違いないと思うけど配当少なさそうだから
1>2>3とか決め打ちが無難かも
道内馬に期待
リュウノフライトやべえな無双モードじゃん
こどものころ歌った
たしか合唱コンクール的なやつ
オトナになって歌わないし脳内からも無くなってたが
競馬やって久々にこの文字を見る
なんの思いれもないし
地方競馬慣れてないけど
暇だし少額くらいなら、と安易な気持ちで勝負してみる
きっかけなんてそんなもんですよね
でもそんなちょっとの一歩で大金が入るのが競馬
ドラマがある



