スワンステークス2025予想｜マイルCS前哨戦！京都芝1400mの傾向・過去データ・注目馬徹底分析

2025.09.272025.10.13

スワンステークスは、
毎年10月下旬に京都競馬場で行われる 芝1400mのGⅡ重賞 です。

距離が1400mという点でマイル戦線の馬とスプリント戦線の馬が交わる舞台となり、秋の短距離・マイル路線の勢力図を占う重要な一戦とされています。

特に、 マイルチャンピオンシップ（GⅠ） の前哨戦として位置づけられており、勝ち馬や好走馬がそのまま本番で活躍するケースも少なくありません。

歴史的にも名馬が参戦してきた伝統の一戦で、距離適性の見極めや仕上がり具合が勝敗を分けるレースとして競馬ファンに注目されています。

【スワンS】コース特徴（京都芝1400m）
【スワンS】過去10年の統計データ分析
【スワンS】予想のポイント
【スワンS】第68回2025年10月13日
【スワンS】口コミ投稿する
【スワンS】みんなの口コミ

【スワンS】コース特徴（京都芝1400m）

スワンステークスが行われる京都芝1400m外回りは、スタートしてから3コーナーまでの距離が短く、位置取り争いが激しくなりやすいのが特徴です。

スタート地点：バックストレッチ半ば、外回りコースを使用。
直線の長さ：約404mと十分な距離があり、瞬発力勝負になりやすい。
枠順傾向：内枠がやや有利。ただし差し馬の決め手がハマれば外枠からでも突っ込んでくる。
求められる適性：1400mという距離特有のスピードとスタミナのバランス。マイル戦実績馬が優勢な一方で、スプリント馬の激走もある。

つまり、京都芝1400mは「位置取り＋直線の瞬発力」がカギとなり、 逃げ先行型の押し切り と 差し・追込型の豪脚 が同時に通用する奥の深いコースです。

【スワンS】過去10年の統計データ分析

過去10年間のスワンステークスの結果を分析すると、いくつかの特徴が見えてきます。

人気傾向
1番人気は【3-2-1-4】と安定感はあるものの、取りこぼしも目立つ。波乱含みの重賞。
脚質傾向
先行馬が粘るケースと、差し馬が豪快に差し切るケースの両極端。展開次第で大きく勢力図が変わる。
年齢傾向
4歳馬の好走率が最も高く、次いで5歳。3歳馬の挑戦は近年増えているが勝ち切るのは容易ではない。
前走ローテ
・スプリンターズSからの参戦組 → 距離延長でも対応できるタイプが好走。
・安田記念や毎日王冠からの参戦組 → マイル実績馬はやはり強い。
・マイル以下のOP・重賞勝ち馬 → 条件戦やリステッドからの格上挑戦は苦戦傾向。

【スワンS】予想のポイント

スワンステークスの予想で重要なファクターを整理します。

距離適性（1400mへの対応）

マイル実績馬が優位ですが、スプリントGⅠで上位の馬が延長して挑んで好走するケースも多く、どちらに適性があるかの見極めが重要。

展開予想（ペース）

ハイペースになれば差し馬が台頭、スローなら先行馬の押し切り。枠順と先行馬の数が鍵を握る。

京都コースの適性

コース替わり直後は特に馬場傾向の把握が重要。京都外回りコースでの実績は信頼度が高い。

本番（マイルCS）を見据えた仕上げかどうか

メイチ仕上げで挑む馬と、叩き台として出走する馬の差を見極めたい。

スワンステークスは、 マイル路線のトップクラス馬とスプリント馬が激突する独特の舞台 であり、展開や距離適性の見極めが勝敗を分ける難解な一戦です。

人気馬の信頼度は高いが、波乱も起こりやすい。
マイル実績馬の安定感 vs スプリント馬の勢い。
京都外回りの直線勝負に対応できるか。

本番の マイルチャンピオンシップを占う前哨戦 という意味合いも強く、ここでの走りが秋の大一番へ直結します。
果たして2025年のスワンステークスを制するのはどの馬か、注目が集まります。

【スワンS】第68回2025年10月13日

馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	予想オッズ
1	ランスオブカオス	牡3	55.0	吉村	6.2 (2人気)
2	タイムトゥヘヴン	牡7	57.0	柴田善	31.2 (14人気)
3	ムイ	牝3	53.0	岩田望	14.3 (7人気)
4	ワイドラトゥール	牝4	55.0	北村友	29.6 (12人気)
5	ウインマーベル	牡6	57.0	松山	5.3 (1人気)
6	ソーダズリング	牝5	55.0	菱田	40.2 (15人気)
7	オフトレイル	牡4	57.0	菅原明	7.0 (4人気)
8	ワールズエンド	牡4	57.0	戸崎圭	6.6 (3人気)
9	シュタールヴィント	牡5	57.0	小崎	100.2 (17人気)
10	アルテヴェローチェ	牡3	55.0	佐々木	16.4 (8人気)
11	バルサムノート	牡5	57.0	小沢	183.2 (18人気)
12	ロジリオン	牡4	57.0	団野	19.8 (9人気)
13	ダンツエラン	牝3	53.0	松若	90.0 (16人気)
14	アドマイヤズーム	牡3	55.0	坂井	8.9 (5人気)
15	ショウナンザナドゥ	牝3	53.0	池添	25.0 (11人気)
16	グレイイングリーン	牡7	57.0	高杉	20.6 (10人気)
17	アサカラキング	牡5	57.0	岩田康	13.0 (6人気)
18	レッドモンレーヴ	牡6	57.0	酒井	30.3 (13人気)

注目馬と見解

◎ ウインマーベル（牡6・松山弘平）

重賞実績・安定度が評価されており、能力面での信頼度は高い。
京都芝1400mとの相性も良く、コース取り・立ち回りが鍵になる当該コースで強さを見せてきた。
ハマれば先行〜中団から押し切るタイプの競馬が可能で、波乱の展開でも安心感あり。

ウインマーベルは今回、枠順もまずまずで、力を発揮しやすい条件が揃っていると判断できます。軸候補に十分。

○ ランスオブカオス（牡3・吉村誠之助）

若手馬の魅力：3歳馬でありながら力を示してきており、勢いを武器に上位に割って入る可能性あり。
前走内容：NHKマイルカップ参戦など実戦経験も豊富で、実力を疑う材料は少ない。課題点：古馬混合戦での対応力や距離適性が問われる可能性。展開に左右されるタイプでもある。

この馬は荒れる展開なら特に面白い存在になるかもしれません。

▲ アドマイヤズーム（牡3・坂井瑠星）

特長：朝日杯 → マイル戦線で実績を持つ馬。スワンSで一発を狙う枠順。
リスク：外枠の影響を受けやすく、距離適性やコース取りに対応できるかどうかが鍵。
実力馬の一角として押さえておきたい馬です。

△ ムイ（岩田望来）

特長：人気ほど注目されていないが、展開・馬場が向けば面白い一頭。
弱点：これまで大舞台での安定度に欠けるところがあり、上位に届くには条件と運も必要。
荒れる波を狙うならこのムイを考えたいところ。

☆ グレイイングリーン（高杉吏麒）

穴探しならこの馬も視野に。波乱要因として注目しています。

展開予想・戦術読み

スワンステークスは芝1400mという短めの距離ながら、京都外回りという舞台特性から、ペースの速さと差し馬の決め脚がカギとなるケースが多いです。 JRAのデータ分析でも、近年は展開が厳しくなると下位人気馬が上位に食い込む年が続いています。

今回の出馬表を見渡すと、先行〜中団で競馬できる馬が少ないわけではありません。ウインマーベル・アドマイヤズームあたりがそこを担う可能性があります。差し馬勢のムイやランスオブカオスは直線勝負に持ち込む形が理想でしょう。

外枠の馬や先行できない馬はロスを考慮する必要があります。

結果

着順	枠	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	人気	単勝オッズ	後3F	厩舎	馬体重 (増減)
1	4	7	オフトレイル	牡4	57.0	菅原明	1:18.9		5	7.5	33.2	栗東吉村	462(-2)
2	2	4	ワイドラトゥール	牝4	55.0	北村友	1:18.9	クビ	12	43.7	33.3	栗東藤原	428(+8)
3	1	1	ランスオブカオス	牡3	55.0	吉村	1:19.0	1/2	4	7.0	33.6	栗東奥村豊	492(-2)
4	3	5	ウインマーベル	牡6	57.0	松山	1:19.0	ハナ	3	5.9	33.8	美浦深山	482(-2)
5	5	9	シュタールヴィント	牡5	57.0	小崎	1:19.1	3/4	14	64.9	33.2	栗東矢作	446(0)
6	7	14	アドマイヤズーム	牡3	55.0	坂井	1:19.1	クビ	2	4.7	33.7	栗東友道	474(-4)
7	7	13	ダンツエラン	牝3	53.0	松若	1:19.2	クビ	17	201.6	33.2	栗東本田	492(+2)
8	4	8	ワールズエンド	牡4	57.0	戸崎圭	1:19.2	アタマ	1	4.4	34.3	栗東池添	470(+2)
9	8	18	レッドモンレーヴ	牡6	57.0	酒井	1:19.3	クビ	15	78.1	33.0	美浦蛯名正	512(-12)
10	6	12	ロジリオン	牡4	57.0	古川吉	1:19.4	1/2	7	18.8	33.9	美浦古賀	504(+8)
10	7	15	ショウナンザナドゥ	牝3	53.0	池添	1:19.4	同着	10	26.8	33.8	栗東松下	450(-2)
12	1	2	タイムトゥヘヴン	牡7	57.0	柴田善	1:19.5	1	16	86.9	33.1	美浦戸田	482(-2)
13	8	16	グレイイングリーン	牡7	57.0	高杉	1:19.5	ハナ	13	48.5	33.3	栗東池江	504(+6)
14	2	3	ムイ	牝3	53.0	岩田望	1:19.8	1.1/2	9	21.9	33.9	栗東笹田	478(+14)
15	5	10	アルテヴェローチェ	牡3	55.0	佐々木	1:19.8	クビ	6	16.9	34.5	栗東須貝	462(+6)
16	6	11	バルサムノート	牡5	57.0	小沢	1:20.1	2	18	281.3	35.0	栗東高野	516(+6)
17	8	17	アサカラキング	牡5	57.0	岩田康	1:20.2	クビ	8	19.1	35.2	美浦斎藤誠	526(-4)
18	3	6	ソーダズリング	牝5	55.0	菱田	1:20.9	4	11	29.7	35.4	栗東新谷	466(-4)